2024/05/04

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政治

蔡総統、台湾が自主建造したドック型輸送揚陸艦を「玉山艦」と命名

2021/04/14
蔡英文総統は13日午前、台湾南部・高雄市を訪れ、台湾が自主建造した海軍のドック型輸送揚陸艦の命名及び進水式に出席した。同艦は台湾最高峰の玉山(標高3,952m)にちなみ、「玉山艦」と命名された。(総統府)
蔡英文総統は13日午前、台湾南部・高雄市を訪れ、海軍のドック型輸送揚陸艦の命名及び進水式に出席した。同艦は台湾が自主建造したもので、台湾最高峰の玉山(標高3,952m)にちなみ、蔡英文総統によって「玉山艦」と命名された。蔡総統は「脅威を恐れず、万難を克服する中華民国(台湾)国軍の精神を継承且つ象徴するもの」と説明した。また、同艦は海軍初の1万トン級ドック型輸送揚陸艦で、蔡総統は「海軍の任務遂行能力を強化し、台湾の防衛力をより高めるだろう」とした上で、「国艦国造(=艦艇の自主建造)」が今後も進むよう期待を寄せた。蔡総統の祝辞の概要は以下の通り。
 
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2020年11月下旬、台湾初となる自主建造艦艇の着工式に出席した。きょう、再びこの場にやってきて、新たなドック型輸送揚陸艦、つまり「玉山艦」の命名及び進水式に立ち会うことが出来て嬉しく思う。
 
まず、「国艦国造(=艦艇の自主建造)」計画を常に前進させてくれる台湾国際造船公司、国家中山科学研究院、海軍の皆さんの努力に感謝したい。同艦は海軍初の1万トン級ドック型輸送揚陸艦であるばかりか、国防のための戦闘訓練のニーズに応じて設計・建造されたものであり、「国艦国造」計画にとって一つの重要なマイルストーンと言える。
 
新たな揚陸艦が海軍に加わることで、その任務遂行能力がより強化され、台湾の防衛力はより強固なものになるだろう。
 
海軍の歴史を振り返ると、過去にも「玉山」と名付けられた軍艦があった。新たな揚陸艇を再び「玉山」と名付けることは、脅威を恐れず、万難を克服する中華民国(台湾)国軍の精神を継承且つ象徴するものだ。
 
この国家防衛のパワーは、国軍と国民が心を一つにして、代々継承していかなければならない。皆が今後も一致団結すれば、どんな困難に遭遇しても我々は一つ一つ克服できると信じている。
 

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