2024/04/29

Taiwan Today

政治

呉外交部長がハイチの外相とリモート会談、両国の友好的な関係を重ねてアピール

2021/04/14
呉釗燮外交部長が13日、ハイチのクロード・ジョゼフ外相とテレビ会議形式で会談し、台湾での特急列車脱線事故とコロナ禍、ならびに両国間の協力事項などについて突っ込んだ意見交換を行った。写真はテレビ会議のモニター画面に映るジョゼフ外相。右上に小さく呉外交部長の姿も。(外交部)
呉釗燮外交部長(外務大臣)が13日、中華民国(台湾)と正式な外交関係を結んでいるハイチのクロード・ジョゼフ(Claude JOSEPH)外相とテレビ会議形式で会談し、先ごろ台湾で発生した特急列車脱線事故と新型コロナウイルスの状況、ならびに両国間の協力事項などについて突っ込んだ意見交換を行った。台湾では4月2日、台湾東部・花蓮県で台湾鉄道の特急列車・太魯閣(タロコ)号が脱線し、49人が死亡する事故が起きている。
 
この中でジョゼフ外相は列車脱線事故による犠牲者とけが人、そしてその家族らに対する哀悼とお見舞いの意を表したほか、ハイチのジョヴネル・モイーズ(Jovenel Moïse)大統領に代わって蔡英文総統ならびに台湾の人々へのあいさつを行った。これに対し、呉釗燮外交部長は中華民国政府と国民を代表して感謝した。
 
ジョゼフ外相は、ハイチの政府と人々は中華民国政府がハイチの国の発展と新型コロナウイルス対策を長期にわたってサポートしていることに心から感謝しているとした上で、ハイチ政府はこれからも国際的な場で台湾を支持する発言を続け、台湾の貢献ぶりを国際社会に理解させていくと述べた。
 
呉外交部長は、エネルギー、教育、衛生など様々な分野における両国の協力計画が順調に進んでいることを歓迎すると共に、台湾における新型コロナウイルス封じ込めの経験をハイチと共有する考えを改めて伝えた。呉外交部長はそして、コロナ収束後にジョゼフ外相が訪台し、台湾の人々の温かさ、ならびに政治や経済面での建設と発展ぶりを身を以って感じてくれるよう要請した。
 
ハイチは中華民国(台湾)にとってカリブ海地域における重要な国交樹立国。外交部(日本の外務省に相当)は、今月25日で国交樹立65周年となるのに合わせ、両国は関連の祝賀活動を行って両国の友好的な関係と友情ならびに協力の成果を示すとしている。
 
 

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