2024/05/08

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政治

米国在台協会、媽祖巡礼は「台湾の優れた感染対策の成果」

2021/04/15
台湾中部・台中市大甲区の鎮瀾宮では9日夜から「媽祖巡礼」がスタートした。媽祖(道教の女神)の神像を載せた神輿が鎮瀾宮を出発する「起駕」の儀式は、非営利団体「台湾数位外交協会」の招きを受けた13か国の外交使節たちも見守った。(AITフェイスブックより)
台湾中部・台中市大甲区の鎮瀾宮で9日夜、今年の「媽祖巡礼」がスタートした。鎮瀾宮の「媽祖巡礼」と、媽祖(道教の女神)の神像を載せた神輿を信者が担ぎ、台中市、彰化、雲林、嘉義と南下して再び鎮瀾宮へ戻るという8泊9日にわたる宗教行事だ。神輿が鎮瀾宮を出発する「起駕」の儀式には、13か国の外交使節たちも招かれて出席した。そのうちの一つ、米国在台協会(AIT)(=アメリカの対台湾窓口機関)はフェイスブックを通して、「台湾の宗教文化と人情の厚さを身に染みて感じた」、「台湾は新型コロナウイルス対策で優れた成果を上げており、これが『媽祖巡礼』を世界でも数少ない大規模な宗教行事にした」と伝えた。
 
鎮瀾宮は9日夜に「起駕」の儀式を行い、8泊9日にわたる「媽祖巡礼」の幕を切った。1万人を超える信者たちが鎮瀾宮周辺に集まり、伝統にのっとって跪き神輿を見送った。招待を受けたAIT、エスワティニ、セントルシア、ソマリランドなど各国の政府代表機関(あるいはそれに相当する機関)の代表たちもこの儀式を見守った。
 
AITは14日付けの投稿で、今月9日に非営利団体「台湾数位外交協会(Taiwan Digital Diplomacy Association)」が主催する「外交進香団」に参加し、13か国の政府代表機関(あるいはそれに相当する機関)の外交使節らと台中市を訪れて鎮瀾宮の「起駕」の儀式を参観し、海の女神である媽祖の偉大な魅力に触れ、一緒に「瘋媽祖(=媽祖に熱狂する)」を体験できたのは光栄なことだったと伝えた。
 
そして、「この夜を徹した宗教行事を通して、台湾の民間信仰の宗教文化と人情味の厚さを身に染みて実感した。台湾は新型コロナウイルス対策で優れた成果を上げており、これが『媽祖巡礼』を世界でも数少ない大規模な宗教行事にした」と続けた。
 

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