2024/05/07

Taiwan Today

政治

米大統領の要請で訪台の代表団が離台、外交部「力強い支持と厚い友情に感謝」

2021/04/19
バイデン米大統領の要請で訪台したクリス・ドッド元上院議員ら一行が16日、台湾での訪問日程を終えて離台。外交部は「力強いサポートと厚い友情に感謝する」としている。写真は外交部北米司の徐佑典司長(左から2人目)が見送る中、専用機に乗り込むドッド議員(右から2人目)ら。(外交部)
米国のバイデン大統領の意向を受けて台湾を訪問した民主党のクリス・ドッド元上院議員、ジョージ・W・ブッシュ政権で国務副長官を務めたリチャード・アーミテージ氏、オバマ政権で国務副長官を務めたジェームズ・スタインバーグ氏らによる一行が16日正午、台湾での訪問日程を終えて米国の専用機で帰路に就いた。クリス・ドッド元上院議員はバイデン大統領の「盟友」として知られる。
 
ドッド元上院議員が民主・共和両党で経験豊かな大物政治家を率いて訪台した形で、滞在期間中には蔡英文総統、蘇貞昌行政院長(首相)、邱国正国防部長(防衛大臣)をそれぞれ表敬訪問したほか、招きに応じて呉釗燮外交部長(外務大臣)による午餐会と蔡英文総統主催の晩餐会に出席した。また、訪問団のメンバーは台湾における与野党の立法委員(国会議員)、政府高官、各界の代表と面談し、台米関係における様々な重要課題について十分かつ踏み込んだ意見交換を行った。
 
ドッド元上院議員らはそれぞれの会談の中でいずれも、今年が「台湾関係法」制定から42年目であること、ならびに台米関係がこれまでで最も強固な時であることを強調。今回の訪台はバイデン大統領の要請を受けてのものであり、それは党派を超えた、米国政府の台湾に対する支持と台米関係に対する重視、そして台米共通の利益に関する協力関係を深めていくことへの堅持を伝えるためだと説明した。ドッド元上院議員らはそして、「バイデン政権は台湾が信頼するに足る政権であり友人だ」として、これからも台湾の国際社会における活動空間拡大、自己防衛力の強化、既存の強固な経済的連結の深化をサポートしていくことだろうと指摘した。
 
中華民国外交部は16日にプレスリリースを発表し、米国政府及びドッド元上院議員らの台湾に対する力強いサポートと厚い友情に心から感謝すると共に、中華民国政府と関係省庁はドッド元上院議員らとの話し合いで得られた様々な結論に基づき、台湾と米国の各分野における緊密なパートナー関係をさらに深めていくと強調した。
 
 

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