蔡英文総統と外交部の呉釗燮部長（=外相）は19日夜、エスワティニ王国の国王ムスワティ3世（King Mswati III）に電話し、ムスワティ3世の53歳の誕生日を祝福した。エスワティニ王国はアフリカ南部に位置し、中華民国（台湾）と正式な外交関係を持つ。
蔡総統は国王ムスワティ3世に対し、「国王陛下の指導の下、エスワティニ王国が各領域で目覚ましい発展を遂げていることをうれしく思う。台湾はこれからもエスワティニ王国と協力し、エスワティニ王国の未来を共に創っていきたい。また、両国の友好の深化と、国民の幸福増進を目指したい」と述べた。
蔡総統はまた、台湾が今後もエスワティニ王国と二国間の協力関係を強化し、経済・貿易、エネルギー、公衆衛生・医療、情報通信技術、農業、インフラ建設などの各領域で協力プロジェクトを計画することを約束した。そして、中華民国（台湾）政府と国民を代表し、エスワティニ王国が長年台湾の国際参与を支持し、さまざまな場面で台湾のために発言してくれていることに感謝した。また、こうした行動は台湾の人々を深く感動させており、台湾とエスワティニ王国の友好関係がこれからも末永く続くことを願うと述べた。
蔡総統は最後に、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、台湾との友好関係をさらに深化させるため国王ムスワティ3世と王母ヌトンビ（Ntombi Tfwala）王妃が台湾を訪れることを歓迎すると伝えた。