2024/05/09

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政治

桃園市庁舎で「台日友情イラスト展」、鄭文燦市長が友好的な関係の促進願う

2021/04/21
台湾北部・桃園市と日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会が、桃園市の市庁舎で「漫遊桃園-台日友情挿画展」(桃園の旅-台日友情イラスト展)を開いている。写真は展示されている日本の漫画家たちによる色紙。(中央社)
台湾北部・桃園市と日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会が、桃園市の市政大楼(市庁舎)で「漫遊桃園-台日友情挿画展」(桃園の旅-台日友情イラスト展)を開いている。桃園市の鄭文燦市長は20日、漫画が友情の架け橋となり、台日の交流と友好的な関係の促進につながるよう期待を寄せた。
 
日本で東日本大震災が起きてから今年で10年。日本台湾交流協会は日本の漫画家からキャラクターの絵と共に台湾への感謝のメッセージなどが書かれた色紙を広く募って展示。また、第14回日本国際漫画賞で金賞(最優秀賞)を受賞した桃園市出身の漫画家、韋蘺若明(Rimui)さん、ならびに大槍(Bigun)さんの作品も見られる。鄭文燦市長と日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表は20日午後、会場を訪れ、色紙にそれぞれ「桃園印象、日台友好」(桃園のイメージ、友好的な台日)、「日台友情在桃園開花」(日台の友情が桃園で花開く)と記した。このイラスト展は4月30日まで。
 
鄭文燦市長は、小さいころは『天才小釣手』(釣りキチ三平)や『好小子』(おれは鉄兵)、大学に入ると『東京愛情故事』(東京ラブストーリー)や『聖堂教父』(サンクチュアリ)、『沈黙的艦隊』(沈黙の艦隊)や『灌籃高手』(SLAM DUNK スラムダンク)などを読んだと明かし、「全てとても面白かった」と話した。鄭市長は、日本の漫画は内容が非常に多様だと認める一方、台湾にも鄭問(日本の漫画雑誌でも連載漫画を手がけ、ゲームソフトのキャラクターデザインでも有名。2017年に死去)のような漫画家がいるとして、漫画が友情の架け橋になることを願った。
 
鄭市長は、会場にはみながよく知る漫画家の色紙83枚が飾られていることを説明、漫画で台日間の交流と友好的な関係を促進するとし、日本台湾交流協会台北事務所の泉代表が記したように、絶えず豊かな成果が生み出されていくよう祈った。そして、新型コロナウイルスが収まらない中でも友情はずっと深まっていくと強調した。
 
泉裕泰代表は、日本人も台湾人もみな漫画が好きだとした上で、日台間の交流は新型コロナウイルスによる影響を受けているが、誰もが好む漫画からより活発な交流を始めることは可能だと訴えた。
 
 

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