2024/04/29

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交通部観光局、2021年「自行車旅遊年」に関連するさまざまなイベントを実施

2021/05/06
2021年を「自行車旅遊年」(=自転車旅行イヤー)と位置付ける交通部観光局(日本の観光庁に相当)は5日、旅行社を対象にしたサイクリングツアー企画コンペの授賞記者会見を開催した。5月5日は「台湾自行車日(=台湾サイクリングデー)」。台湾各地でさまざまなサイクリングイベントが開催された。写真は離島の澎湖で開催されたサイクリングイベント。(澎湖国家風景区管理処提供、中央社)

2021年を「自行車旅遊年」(=自転車旅行イヤー)と位置付ける交通部観光局(日本の観光庁に相当)はこのほど、旅行社を対象にしたサイクリングツアー企画コンペを開催した。交通部観光局は「台湾自行車日(=台湾サイクリングデー)」となる5日、台湾北部・新北市にある十三行博物館でコンペの授賞記者会見を開催すると共に、100人規模で八里左岸を走るサイクリングイベントを開催した。プレゼンテータ―として出席した行政院(=内閣)の李孟諺秘書長もこのサイクリングイベントに参加し、より多くの人々にサイクリングツアーを楽しんで欲しいと呼びかけた。

 

交通部観光局によると、今回実施したサイクリングツアー企画コンペは、旅行社が台湾の特色を活用したツアーを企画することを期待するもの。旅行社からの反響は大きく、約100社近くが参加し、300以上の企画が提案された。交通部観光局はそのうち、魅力ある30のツアー企画を選抜、表彰した。

 

李孟諺秘書長は、「行政院は2007年に5月5日を『台湾自行車日』と定めた。それ以降、台湾を世界で最も美しい「サイクリングツアー王国」とするため全力で取り組んできた。自転車及びその周辺産業の生産高は2008年の約800億台湾元(約3,130億日本円)から、2019年には1,115億台湾元(約4,360億日本円)にまで増えた。サイクリングロード網も2008年には全長900㎞だったが、近年は各自治体の努力もあり、すでに7,500㎞に達している。サイクリングロードに関するポータルサイト『全国自行車単一総入口網』も構築され、台湾は自転車王国と呼ばれるようになった」と述べた。

 

交通部の陳彦伯政務次長(=副大臣)は、「交通部は台湾一周自転車道の改善に取り組んでいるほか、さまざまなサイクリングロードのアピールや、サイクリングイベントの開催などを通して、自転車でしか行けないような小さな町の、深みのある旅行を広めている」とその取り組みについて紹介した。

 

なお、交通部観光局は今年、台湾旅行の内容をより豊富なものにするため、自転車旅行に適した小さな町など100か所を紹介する冊子「百大経典小鎮護照」を作成。5日から配布を開始した。また、これら100か所を自転車で訪れた際、設置されているバーコードをスマホでスキャンし、旅の写真をSNSにアップすることでポイントがたまる電子ポイントキャンペーンも5日からスタートした。詳しくは公式サイトを参照のこと。サイトでは「百大経典小鎮護照」の電子版も閲覧できる。

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