2024/05/07

Taiwan Today

政治

外交部立会いの下、台湾人企業家がインドに医療支援用物資を寄付

2021/05/06
外交部立会いの下で台湾人企業家が新型コロナウイルスの大規模拡大に苦しむインドに超低温ISOタンクコンテナを寄付。インド側は、「Taiwan can help」は具体的な行動だと感謝した。写真は寄付のセレモニー。左から桃園市の鄭文燦市長、外交部の呉釗燮部長、インド台北協会のGourangalal Das会長。(外交部)
呉釗燮外交部長(外務大臣)と桃園市(台湾北部)の鄭文燦市長、中華民国(台湾)におけるインドの大使館に相当するインド台北協会(India-Taipei Association、ITA)のGourangalal Das会長が出席する中、外交部(日本の外務省に相当)で5日午後、インドに対する医療用支援物資寄付のセレモニーが行われた。セレモニーでは、インドの著名な多国籍企業アダニグループの台湾における提携業務の責任者、張健庭氏がインドに20フィートの超低温ISOタンクコンテナ(液体・気体の輸送用タンク)15個を寄付。桃園市の鄭市長が呉外交部長立会いの下、Gourangalal Das会長に目録を手渡した。
 
呉外交部長はあいさつの中で、新型コロナウイルスの世界的な流行の第二波が起きる中で「我々のよき友」インドも厳しい試練に直面していると強調し、台湾の企業家である張氏の善行に感謝。また、外交部が先ごろ寄付した酸素濃縮器150台と酸素ボンベ500本が2日に無事インドに届いたことを明らかにした。そして呉外交部長は、インドでの深刻な感染状況を受け、台湾はこれからも医療用支援物資を提供し、インドの人たちと共にウイルスの蔓延防止に取り組んでいくと表明した。
 
鄭市長によると、このタンクコンテナは外交部の寄付した酸素濃縮器と組み合わせて使用できることから、桃園市も協力してインドでの感染対策を支えていくことにした。
 
インド台北協会のGourangalal Das会長は、中華民国政府と人々はインドが苦しんでいるとただちに様々な援助をしてくれると感謝。外交部が先ごろ提供した医療用支援物資についても触れ、「外交部が短時間で調達してくれた。インドで今極めて必要とされる医療物資だ」とし、それらがすでにインド各地の医療機関に配られていることを説明した。Gourangalal Das会長は呉外交部長のリーダーシップと中華民国政府の積極的な行動力に対して改めて深く感謝すると共に、この日のセレモニーは「Taiwan can help」が単なるスローガンではなく具体的な行動であることを示しており、みなが力を合わせて感染対策に取り組んでこそ全世界の健康を確保出来るのだと指摘した。
 
 

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