2024/05/02

Taiwan Today

政治

G7外相会合が初めて台湾海峡の平和重視と台湾への強い支持を表明、外交部が謝意

2021/05/07
G7外相会合が共同声明の中で、台湾のWHO及びWHO総会参与を支持。中華民国外交部は6日にプレスリリースを発表し、この共同声明の内容を歓迎すると共に主要7カ国に感謝した。(外交部)
主要7カ国(G7)外相会合が共同声明の中で、台湾のWHO(世界保健機関)及びWHO総会(WHOの年次総会=WHA)参与を支持。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は6日にプレスリリースを発表し、この共同声明の内容を歓迎すると共に主要7カ国に謝意を表した。以下、プレスリリースの内容。
 
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G7外相会合は5日に発表した共同声明の中で、台湾のWHO及びWHO総会参与を支持すると共に台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、緊張の高まりにつながる、そして地域の安定及びルールに基づく国際秩序を損なう全ての一方的な行動に強く反対する立場を表明した。G7外相会合が共同声明で台湾に言及するのは初めてのことである。外交部はこの声明内容を大いに歓迎すると共に、主要7カ国の台湾に対する力強い支持と評価に感謝する。
 
台湾は世界的な新型コロナウイルスの拡大防止、ならびに地域の安定と繁栄に向けてこれからもカギとなる役割を果たしていくほか、自由・民主・人権・法治といった基本的な価値を主要7カ国と共有していく。政府は、主要7カ国の外相がWHOに対する台湾の有意義な参与を支持すると共に地域の安全保障に関する現況に関心を寄せたことを歓迎する。政府は引き続き主要7カ国と連携を深め、世界の人々の健康ならびにインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を共に守っていく考えである。
 
今回、G7の共同声明では特に、全世界の連携を強化するには国際組織の寛容性を確保することが極めて重要だと指摘した。また主要7カ国の外相は台湾がWHOに関連するメカニズムとWHO総会に有意義に参与することを支持し、国際社会は全てのパートナーの経験から利益を受けるべきであり、そこには新型コロナウイルスの感染拡大防止に台湾が果たした卓越した貢献も含まれるとした。このほか主要7カ国の外相は台湾海峡における平和と安定の重要性も強調、台湾海峡両岸問題の平和的解決を促すと共に、緊張の高まりにつながる、そして地域の安定及びルールに基づく国際秩序を損なう全ての一方的な行動に強く反対する立場を表明した。また主要7カ国の外相は、地域内の軍事化、圧迫、威嚇に関する行為に強い懸念を示した。
 
これはG7外相会合が共同声明の方式で初めて、台湾の防疫上の成果に対する評価、ならびに我が方の国際組織参与に対する支持を明確に示したものである。また、今月末にWHO総会が開かれるのを前に、主要7カ国の外相が声をそろえて台湾の参与を支持したことの意義は重大である。G7外相会合の結論は、近年の中国の軍機や軍艦による台湾への威嚇行為、ならびに中国側の台湾に対する政治的、軍事的圧迫行為はすでに国際社会で理念の近い国々が共に懸念するものになっていることを示したのである。
 
今年のG7会合の議長国であるイギリスは開催国として5月3日から5日まで、ロンドン市内でG7外相会合を開催した。
 
 

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