2024/04/29

Taiwan Today

政治

東京五輪で台湾が過去最高の成績、選手らへの報奨金は2億855万台湾元に

2021/08/09
東京オリンピックで台湾は金メダル2、銀メダル4、銅メダル6を獲得し、メダル獲得数で過去最高の成績を記録。選手らに与えられる「国光奨金」の総額は2億855万台湾元に。写真はメダリストたち。上段左からウエイトリフティング女子59キロ級金メダルの郭婞淳、柔道男子60キロ級銀メダルの楊勇緯、卓球混合複銅メダルの林昀儒と鄭怡静(左から)、中段左からバドミントン女子単銀メダルの戴資穎、同男子複金メダルの王齊麟と李洋(奥から)、ボクシング女子51キロ級銅メダルの黄筱雯、下段左からテコンドー女子57キロ級銅メダルの羅嘉翎、空手女子組手55キロ級銅メダルの文姿云、体操種目別あん馬銀メダルの李智凱。このほかにもアーチェリー男子団体で銀メダル、ウエイトリフティング女子64キロ級とゴルフ男子で銅メダルを獲得した。(教育部体育署)
東京オリンピックで台湾は金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル6個を獲得し、メダル獲得数で過去最高の成績を記録した。規定によれば、東京オリンピックにともなう「国光奨金」の総額は2億855万台湾元(約8億1,433万日本円)となる。教育部(日本の文科省に類似)は国際的なスポーツ大会で優れた成績を残した選手に「国光体育奨章」(メダル)と証書、報奨金の「奨助学金」を与えており、台湾ではこの「奨助学金」のことを一般的に「国光奨金」(以下、「国光賞金」)と呼んでいる。
 
これまで台湾がオリンピックで獲得したメダルが最も多かったのは2004年のアテネオリンピックで記録した金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個。しかし今年の東京オリンピックでは台湾選手が目覚ましい活躍ぶりを見せた。開会式から4日間、連日メダルを獲得して一気に過去最高のメダル数にならぶと、7月31日にはバドミントン男子ダブルスで王齊麟選手と李洋選手のペアが中国ペアを破り、オリンピックのバドミントン競技で台湾初の金メダルを獲得してメダル数で過去最高を更新した。
 
教育部体育署(日本のスポーツ庁に相当)の「国光体育奨章及奨助学金頒発辦法」(国光体育メダル及び国光賞金授与方法)の規定によると、オリンピックでの成績では1位から8位までに「国光賞金」が与えられる。金メダルは2,000万台湾元(約7,810万日本円)、銀メダルは700万台湾元(約2,730万日本円)、銅メダルは500万台湾元(約1,950万日本円)。
 
さらに陸上競技、水泳競技、体操競技の場合は5割増しと決められていることから、体操男子種目別あん馬で銀メダルを獲得した「あん馬王子」李智凱選手の「国光賞金」は1,050万台湾元(約4,100万日本円)となる。
 
今回、「国光賞金」を最も多く手にするのはバドミントン男子ダブルス金メダルの王齊麟選手と李洋選手、そしてウエイトリフティング女子59キロ級金メダルの郭婞淳選手でそれぞれ2,000万台湾元が与えられる。なおオリンピックで3位までの場合、「国光賞金」は月払いで受け取ることも選択可能となっており、その場合、金メダリストには毎月12万5,000台湾元(約49万日本円)が支払われる。
 
東京オリンピックにともない選手たちに支給される「国光賞金」は1億6,765万台湾元(約6億5,460万日本円)。コーチに与えられる4,090万台湾元(約1億5,970万日本円)と合わせて総額2億855万台湾元になる。
 
 

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