台湾北部・新北市衛生局は22日、同市板橋区内の幼稚園で発生した新型コロナウイルスのクラスターに関連して陽性者が確認された集合住宅について、隔離対象となっていた383人全員のPCR検査が陰性だったことを発表した。これを受けて23日午前零時を持って隔離解除となった。
同市衛生局によると、この板橋区内の幼稚園で発生したクラスターに関連して、集合住宅の住民383人が防疫ホテル(隔離者専用のホテル)で隔離されていた。このほど全員の陰性が確認されたため、23日午前零時をもって隔離解除に至ったという。
板橋区内の幼稚園で発生したクラスターによって、33人の感染が確認された。新北市の侯友宜市長は、先頃の新型コロナ感染状況説明会において、隔離対象となっている集合住宅の住民の陰性が確認されれば、同クラスターが収束したことを示すものだと説明した。侯友宜市長はさらに、クラスター収束後も感染対策を怠ってはならないと強調した。