イギリスで最大規模を誇るアジアをテーマにした映画祭「ロンドン東アジア映画祭（London East Asia Film Festival）」が10月21日から31日まで開催される。今年は台湾、日本、韓国、香港、タイ、ベトナム、中国で制作された映画34作品がロンドン中心部の映画館で上映される。台湾からは鍾孟宏（チョン・モンホン）監督の『瀑布』、張耀升（チャン・ヤオシェン）監督の『腿（足を探して）』、陳玉勲（チェン・ユーシュン）監督の『消失的情人節（1秒先の彼女）』、柯貞年（コー・チェンニエン）監督の『無聲（むせい）』、楊徳昌（エドワード・ヤン）監督の『青梅竹馬（台北ストーリー）』の5作品が上映される。文化部（日本の文科省に類似）の英国出先機関である文化部駐英国代表処文化組と主催者が協力して厳選した。独特のジャンル及びスタイルの映画で、且つ国内外で受賞したり興行収入の良かった5つの作品を通して、台湾映画の魅力を多方面から伝える。
文化部駐英国代表処文化組の陳斌全組長は、「今年の夏から英国各地では文芸活動が徐々に再開している。中でも映画祭は最も歓迎されるイベントの一つだ。台湾映画はどのプラットフォームやイベントでも観客から高く評価されている。ロンドン東アジア映画祭はイギリスの人々が東アジアの商業映画の動向を知る主要なプラットフォームの一つだ。今回の映画祭だけでなく、ロンドンをはじめとする英国各地の映画館が、新型コロナウイルスの感染が落ち着いているこの時期に、台湾の作品をもっと上映してくれるよう期待している」と述べている。
台湾映画5作品の上映日時と映画館は以下のとおり。
《瀑布》10 月 23 日（土）19:30 場所：ODEON Luxe West End
《青梅竹馬》10 月 26 日（火）18:30 場所：The Cinema at Selfridges
《消失的情人節》10 月 27 日（水）18:30 場所：The Cinema at Selfridges
《腿》10 月 30 日（土）20:30 場所：The Cinema at Selfridges
《無聲》10 月 31 日（日）12:00 場所：ODEON Covent Garden