2024/05/08

Taiwan Today

政治

オミクロン株に対応、2回目ワクチンから5カ月経過した人に追加接種を開始

2021/12/03
新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株に対応するため、中央感染症指揮センターが2日、ワクチンの追加接種(3回目の接種)を始めると宣言した。(衛生福利部疾病管制署のフェイスブックより)
新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株に対応するため、中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)の陳時中指揮官は2日、ワクチンの追加接種(3回目の接種)を始めると宣言した。2回目の接種から満5カ月が経過した「第1類」から「第3類」に属する人、公務で出国する人、出国するスポーツ選手が対象で、約4万8,000人と見込まれている。
 
「第1類」は医療人員と医療機関で働く職員(集中隔離施設のスタッフも含む)。「第2類」は中央政府と地方自治体で感染対策にあたる人員。「第3類」は感染者と接触するリスクの高い人で、航空会社の職員のうち国際線の乗務員や外国との航路を運航する商船の船員、入国者を輸送するタクシー(「防疫タクシー」)の運転手、港湾施設の職員の一部、「防疫ホテル」の現場スタッフなど。これに加えて、公務で出国の必要がある人も追加接種の対象となる。具体的には外交や公務で海外に派遣される人、そして国の代表選手として出国するスポーツ選手。いずれも2回目の接種から満5カ月が経過している場合、3回目の接種を受けられる。
 
陳時中指揮官によれば、2日の時点でこれらの資格を満たす人は約4万8,000人で、対象となる人は直接病院で接種の予約をすることが出来る。さらに、「第1類」、「第2類」などの分類では接種対象とならない人も2回目の接種からすでに5カ月経過している場合は、その感染リスクや接種の意向次第で、医師の判断を経て接種が可能になるという。
 
陳指揮官はまた、中央政府の関係者のうち直接感染対策に関わらない者は当面接種対象とならないが、「外交バブル」の来訪者(厳格な管理の下で海外から台湾を訪問する人)に接する人員は、2回目の接種から5カ月経っているならば3回目の接種を受けることを勧めるとしている。
 
3回目の接種に使用されるのはモデルナ製のワクチン。各国での使用許可や接種の指針に従い、接種の量は基本形の半分で0.25mlになるという。
 
 

ランキング

新着