2024/05/04

Taiwan Today

政治

傑出した「外国籍高級専業人材」6人が中華民国に帰化、16年12月から計217人に

2022/01/03
内政部が12月30日、「外国高級専業人材」の帰化申請審査会を開き、6人の帰化を承認。2016年の改正「国籍法」施行から217人が従来の国籍を放棄することなく、中華民国に帰化したことになる。写真はイメージ。(外交部)
内政部(日本の省レベル)が12月30日午前、「外国高級専業人材」の帰化申請に関する審査会を開き、ブロックチェーン、仮想現実(VR)、通信科学技術などの分野に通じる米国籍の史さん(詳しい氏名は公表されていない)など「高級専業人材」6人の帰化を認めた。2016年12月21日の改正「国籍法」の施行からこれまでに、台湾のため長期間貢献し、台湾を愛し、台湾を認める「外国高級専業人材」217人が従来の国籍を放棄することなく、中華民国に帰化したことになる。「外国高級専業人材」とは、「出入国及び移民法」の定める、「台湾が必要とするハイレベルな専門人材」のこと。
 
内政部によると、今回の審査に合格した「外国高級専業人材」は6人で、専門分野別では教育が3人、科学技術が2人、経済が1人。そのうち米国籍の史さんは33歳、台湾が推進する「六大核心戦略産業」の対象であるブロックチェーン、VR、プログラミング、その他各種の新興デジタル通信などの分野における経験と技術を身に着けている。内政部は、史さんの経歴と専門能力は台湾の未来のICT産業の発展を助けると期待している。
 
また、米国籍の陳さんはプリズムレンズの生産技術開発が専門。台湾ですでに19件の特許を取得しており、所属企業は技術的に他をリードする地位を手にしている。また経済部(日本の経済産業省に相当)の第一回「卓越中堅企業奨(賞)」に輝くなど、台湾の光産業(オプトエレクトロニクス)技術の向上に大きく貢献した。
 
ベルギー籍の戴さんは現在、台湾における国立大学の言語学研究所の所長を務めている。こうした役職を外国人が務めるケースは少ない。専門は言語学で、とりわけ台湾の先住民族の一つ、ブヌン族の言語を深く研究してきた。戴さんはまた、学校の国際化に積極的に取り組んでおり、台湾の先住民族文化の保存と国際化のための重要な学者である。
 
 

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