2024/05/04

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政治

日本台湾交流協会の「台湾における対日世論調査」、最も好きな国・地域は6割が日本と回答

2022/03/21
日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)はこのほど、最新の「台湾における対日世論調査」の結果を発表した。同事務所は「前回調査の結果と比べ、日本に対する好感度や信頼度、現在及び今後の日台関係に対する肯定的な評価等はいずれも上昇している」と評価している。写真は昨年、日本政府から台湾へのワクチン供与を受けて、台北101ビルに照らし出された「台日の絆」の文字。(外交部)
日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)はこのほど、最新の「台湾における対日世論調査」の結果を発表した。この調査は同事務所が2008年から不定期に実施しているもので、今回で7回目となる。「最も好きな国・地域はどこか」の問いに対し、「日本」と回答した人は前回調査より1ポイント増えて60%に達した。「現在の日台関係をどう思うか」の問いに対しても、前回調査を17ポイント上回る70%が「大変良い」または「良い」と回答した。いずれも、この調査が始まって以来の過去最高となった。
 
このほか、「今後台湾が最も親しくすべき国・地域」については、トップが「日本」の46%だった。また、これは前回調査を9ポイント上回った。2位は「アメリカ」の24%で、こちらも前回調査を9ポイント上回った。一方、3位は前回調査と同じく「中国」だったが、そのパーセンテージは16ポイント減少し、15%に落ち込んだ。
 
「台湾に最も影響を与えている国・地域」については、58%が「アメリカ」と回答。前回調査より25ポイントと大きく上昇し、トップとなった。2位の中国は、前回調査より20ポイント減って25%だった。3位は日本で、前回調査より2ポイント少ない13%だった。
 
今回初めて調査項目に加わった「現在の日台関係は、以前と比べどう変化したか」の問いについては、「良くなった」が65%に達した。また、「日本は信頼できる国か」の問いについては、60%が「信頼できる」と回答。これは前回調査より10ポイント上昇した。「信頼できない」と回答した人は8%にとどまった。
 
日本台湾交流協会は、「前回調査の結果と比べ、日本に対する好感度や信頼度、現在及び今後の日台関係に対する肯定的な評価等はいずれも上昇している」と評価した上で、「今後も台日関係のさらなる発展のため引き続き努力する」とコメントしている。
 
この調査は日本台湾交流協会の委託を受けた台湾の「東方線上股份有限公司」が、2022 年 1 月 5 日から 20 日にかけて、台湾本島(離島含まず)に居住する 20 歳から 80 歳までの台湾人を対象に行った(49歳以下はネット調査、50 歳以上は電話調査)。サンプル数は1,068、標本誤差±3.06%、信頼度95%となっている。
 
 

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