2024/05/08

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経済部工業局がリトアニア産小麦粉の品質と特性の説明会開催、台湾での普及図る

2022/06/23
経済部工業局が22日、リトアニア産の小麦粉の品質と特性を紹介するため、台北世界貿易センター南港展示ホール2で「リトアニア産小麦粉製品応用普及説明会」を開催した(写真)。(経済部サイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)工業局が22日、リトアニア産の小麦粉の品質と特性を台湾の業者と消費者に紹介するため、台北世界貿易センター南港展示ホール2で「リトアニア産小麦粉製品応用普及説明会」を開催した。
 
説明会では中華穀類食品工業技術研究所の施坤河所長がリトアニア産小麦粉の品質と特性を説明すると共に、同小麦粉を台湾の食材(小豆、ゴマ、落花生、タロイモ、客家の擂茶など)と合わせて作り出した欧州風のパンや菓子パン、蒸し饅頭、ケーキ、クッキーなどのベーカリー製品を展示した。
 
また、国際的に知られるパン職人や台湾の有名店が制作した製品が披露されたほか、これら職人が自ら製品についての説明を行った。招かれたのは世界最高のパン職人を決定するコンテスト「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー(ベーカリー・ワールドカップ)」での優勝経験を持つ「呉宝春麦方店」の呉宝春さん、「日香高級吐司専門店(Niko bakery)」の武子靖さん、「亜典菓子工場」の頼文典さん、「法蘭司烘焙坊」の鄒致誠さん。それぞれが得意分野でリトアニア産小麦粉を使ってベーカリー製品を制作すると共にその経験を共有した。
 
経済部工業局の周崇斌主任秘書(主任秘書は同局でナンバースリーの役職)はあいさつの中で、台湾とリトアニアとの友好関係は近年発展が続いており、経済貿易面での交流もますます深まっていると指摘した。台湾では現在、リトアニア産のビール「Volfas Engelman」(ヴォルファスエンゲルマン)や100年の歴史を持つ「国宝級」チョコレートの「Rūta」(ルタ)などがすでに流通している。周主任秘書は、今年は「台北国際食品見本市(FOOD TAIPEI)」を通じて国内の業者にリトアニアの小麦粉の特性、ならびに使用に当たっての秘訣を紹介し、業者たちに原料調達の選択肢をより多く提供出来るよう願っていると述べた。
 
この説明会にはリトアニア農業省のEgidijus Giedraitis副大臣もかけつけ、同省食品・獣医局のMantas Staškevičius局長がリトアニアの小麦と小麦粉市場について紹介し、台湾の企業が原料として選択することに期待した。
 
「FOOD TAIPEI」は22日から25日まで。開催期間中、中華穀類食品工業技術研究所がリトアニア産小麦粉を使用して制作したベーカリー製品を「リトアニアパビリオン」で展示している。
 
 

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