2024/05/01

Taiwan Today

政治

内政部発表、高度外国人材6人が中華民国国籍を取得

2022/06/30
内政部(内政を担当する中央省庁)は29日、高度外国人材の帰化申請に関する審査会を行い、高度外国人材6人の帰化を承認した。台湾では2016年12月21日に施行された改正「国籍法」に基づき、現在までに累計238人の高度外国人材が原国籍を喪失することなく中華民国国籍を取得している。写真は内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)で手続きを行う外国人。(外交部)
内政部(内政を担当する中央省庁)は29日、高度外国人材の帰化申請に関する審査会を行い、環境社会学、テクノロジー商品設計、医学、機械工学、言語教学などの分野で高度な能力を持つ外国人6人の帰化を承認した。台湾では2016年12月21日に施行された改正「国籍法」に基づき、現在までに累計238人の高度外国人材が原国籍を喪失することなく中華民国国籍を取得している。
 
内政部によると、今回審査に通った外国人6人のうちフランス出身の彭氏は、台湾の公害問題や、台湾とフランスの学術交流の促進に長く取り組んできた。グローバルな気候変動への注意喚起に力を入れ、海外の学術雑誌などで台湾のために繰り返し発言を行ってきた。2008年以降、米RCA社の環境汚染に対する訴訟事件で専門家顧問団の一員として、RCA従業員が賠償金を勝ち取るための支援をするなど、環境問題への取組みと、関連の研究において大きな貢献があった。
 
エルサルバドル出身の卡氏は、テクノロジー商品の設計及びIoT(モノのインターネット)のインタラクティブな応用に関する技術の研究・開発に従事している。台湾での留学生時代に発明した商品が、台湾国際学生デザインコンペティション(Taiwan International Student Design Competition)で特別賞のJDP(日本デザイン振興会)賞を獲得したことがある。台湾での特許も取得した。また、研究・開発や設計に関わったVividoやkoo.liveといった動画編集のプラットフォームやサービスも商品化し、世界の大手見本市で発表されるなど、卓越した工業デザインのスキルとIoTの先端技術を持つ。わが国のハイテク産業の発展にとって欠かせない人材であると認定された。
 

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