文化部文化資産局は24日、「2022年度重要伝統芸術保存者」の認定証授与式を開催した。いわゆる「人間国宝」と呼ばれるもので、文化部の李永得部長（=文化相）は「細木作」の游礼海さん、「彩絵」の荘武男さん、人形劇「布袋戯」の江賜美さん、「客家八音」演奏家の鄭栄興さんの計4人に認定証を手渡した。李部長は、「（認定証の授与は）人間国宝が自分の専門性を高めるために長期にわたって努力し、台湾の文化や社会に重大な貢献があったことに対し、国が最大限の謝意と敬意を示すものだ」と述べた。
文化部は2009年より「文化資産保存法」に基づき、「重要伝統表演芸術」と「重要伝統工芸」の登録を行い、その保存者（「人間国宝」と称される）の認定を行っている。今年の認定者は以下の4人。
▲重要伝統表演芸術保存者
布袋戯-江賜美さん
客家八音-鄭栄興さん
▲重要伝統工芸保存者
細木作-游礼海さん
伝統建築彩絵-荘武男さん
なお、文化部ではより多くの人に「人間国宝」によって生み出される芸術や、その独特の創作スタイルなどを知ってもらうため、10月26日まで文化部文化資産園区にて今年「人間国宝」に認定された4人に関する特別展「藝湛登峯-111年（※西暦2022年のこと）重要伝統芸術保存者特展」を開催している。詳しい情報は文化部文化資産局の公式サイト（https://www.boch.gov.tw）または公式フェイスブック（https://www.facebook.com/moc.boch）を参照のこと。
藝湛登峯-111年重要傳統藝術保存者特展
日時：即日より10月26日（水）まで/9:00〜17:00
場所：文化部文化資産園区国際展演館（台中市復興路三段362号）