2024/05/06

Taiwan Today

政治

G7とEUが国連総会開催中に声明、一方的な現状変更への反対と台湾海峡の平和に言及

2022/09/26
G7とEUが共同声明で、中国による一方的な現状変更への反対と台湾海峡の平和と安定の重要性に言及したことに対し、中華民国外交部が23日、歓迎のコメントを発表した。写真に「GERMANY」とあるのは今年のG7議長国がドイツであることを表している。(外交部)
G7(主要7カ国)とEU(欧州連合)が共同声明で、中国による一方的な現状変更への反対と台湾海峡の平和と安定の重要性に言及したことに対し、中華民国外交部(日本の外務省に相当)が23日、歓迎のコメントを発表した。以下、コメントの要約。
 
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カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、米国からなるG7の外務担当閣僚とEUの外務・安全保障政策上級代表は22日(米東部時間)に発表した共同声明の中で、中国による一方的な現状変更に反対すると共に台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認し、海峡両岸の問題の平和的な解決を呼びかけた。G7とEUは今年8月3日、中国が台湾海峡の緊張を高めたことに対して台湾支持の共同声明を発表しており、今回の共同声明ではそれに続いて、中国が台湾海峡で進める挑発行為への強い懸念を盛り込んだ。G7とEUが国連総会開催中に再び団結し、台湾海峡の平和と安定に対する揺るぎのない支持を示したことに対し、外交部は高度な歓迎と心からの感謝の意を表明する。
 
今年8月以降、中国が理由もなく台湾海峡地区で頻繁に実施している軍事的な挑発行為はすでに全世界の懸念を引き起こしている。台湾と理念の近い国々の多くは公の場での発言や声明の発表、軍艦を台湾海峡に派遣して「航行の自由作戦(FONOPs)」を執行するなど具体的な行動で台湾海峡の平和と安定に対する高度な重視、ならびに台湾海峡の現状維持への揺るぎのない支持と不変のコミットメントを示し続けている。中国の現状変更に向けた挑発行為に向き合い、我が国政府は自己防衛能力の強化に引き続き取り組むほか、理念の近い全ての国々と連携し、台湾海峡の現状を変えようとする中国の行動を阻止していく。それにより、台湾海峡の安全保障、ならびに自由で開かれたインド太平洋地域の平和と安定を守っていく。
 
 

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