2024/05/21

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政治

「台湾・東南アジア遺伝資源イニシアチブ」始動、外交部が協力

2022/12/07
外交部の徐儷文主任秘書は6日、呉釗燮部長(外相)の代理として、台湾南部・台南市善化区に本部を置く非営利組織「亜蔬-世界野菜センター(The World Vegetable Center、AVRDC)」で行われた「台湾・東南アジア遺伝資源イニシアチブ(Taiwan.Southeast Asia Germplasm Initiative)」の始動式典に出席した。(外交部)
外交部の徐儷文主任秘書は6日、呉釗燮部長(外相)の代理として、台湾南部・台南市善化区に本部を置く非営利組織「亜蔬-世界野菜センター(The World Vegetable Center、AVRDC)」で行われた「台湾・東南アジア遺伝資源イニシアチブ(Taiwan.Southeast Asia Germplasm Initiative)」の始動式典に出席した。タイ貿易経済弁事処のTwekiat Janprajak代表(タイの駐台大使に相当)、台北駐インドネシア経済貿易代表処のZulmartinof副代表、マニラ経済文化弁事処高雄分処のIrene Ng主任、台北ベトナム経済文化弁事処科技組のNguyen Dang Vinh組長など、東南アジア諸国の代表、それに行政院農業委員会国際処の林家栄処長、台南市農業局の李建裕局長らが招待を受けて出席した。
 
「台湾・東南アジア遺伝資源イニシアチブ」は、「亜蔬-世界野菜センター」が2021年、「国連食料システムサミット」(FSS:Food Systems Summit(フードシステムサミット)」に合わせて提唱した、野菜の生物多様性を救うためのアクション。諸外国と連携することで、東南アジア諸国、台湾、それに「亜蔬-世界野菜センター」の会員国が持つ遺伝資源のデータベースを結び付けたネットワークを構築し、「亜蔬-世界野菜センター」が1990年及び2000年代に集めた野菜の遺伝資源を、もとの国に送り返すというもの。いずれも独特な野菜や、もとの国では消失してしまった種子などだ。
 
「亜蔬-世界野菜センター」の前身は「亜洲蔬菜研究発展中心(Asian Vegetable Research and Development Center, AVRDC)」で、1971年5月に中華民国(台湾)、米国、日本、韓国、タイ、ベトナム、フィリピンの7か国の政府とアジア開発銀行(ADB)が共同で設立した国際農業研究機関。栄養価の高い野菜の生産や消費を促進することで、発展途上国の貧困や栄養不良の問題を解消することを目的として設立された。
 

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