外交部の呉釗燮部長（=外相）は26日午後、台北賓館（台北市中正区）で「Necessary, Growing, Outstanding」をテーマに、国内外のNGO（非政府組織）の代表を集めた「NGO新春茶会」を開催した。このイベントには国際事務に長年取り組んできた国内外のNGOの代表など160人余りが参加した。参加者たちは、国際参与や国際協力などの経験や成果を共有し、交流を深めた。
呉釗燮部長は、世界各地で政治や経済情勢が急速に変化する中、NGO関係者たちが団結と協力、強靭性、卓越性といったNGOの精神を発揮し、台湾を「自由、民主主義、人権の拠点」、「医療・公衆衛生及び人道支援のパイオニア」、「ジェンダー平等とサステナビリティの手本」、「文化やスポーツ、青少年交流の源流」に成長させたことに感謝した。また、その結果、海外の著名なNGOが台湾で拠点を開設し、官民一体となって台湾の市民社会の活力と多様性を世界にアピールしていることを喜んだ。
呉部長はまた、外交部がこれからもNGOによる国際参与を奨励し、「国際青年大使プログラム」や「NGO人材育成プログラム」などを通して国民外交の推進に協力することを約束。台湾のNGOの質、量、メディアの露出度などを引き上げ、台湾のNGOが国際社会で活躍できるよう後押ししていきたいと述べた。
呉部長は、参加したNGOの関係者らが入口で撮影したポラロイド写真をが一枚ずつボードに貼り、外交部とNGOが一丸となって外交に取り組む姿勢を示した。また、会場には台湾の農産品や特産品を紹介するブースも並び、阿里山産のコーヒーやお茶、パイナップルケーキなどが振舞われた。さらに、外交部が出版する雑誌『光華』や小冊子『台湾のしおり』なども紹介され、海外で交流する際はぜひ台湾の宣伝にも取り組むよう呼びかけられた。