2024/05/22

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、パラグアイ上院議員団の表敬訪問受ける

2024/04/17
総統就任中にパラグアイを2度訪問した蔡英文総統(写真右)は、今後も両国の各分野での交流を推進し、国民により多くの利益を生み出し、世界における相互扶助の模範となれるよう期待していると語った。(中華民国総統府ニュースサイトより)

蔡英文総統は16日午前、総統府において台湾を訪問中のパラグアイ上院「台湾パラグアイ友好委員会」に所属する議員団一行による表敬訪問を受けた。議員団は、Silvio Adalberto Ovelar Benítez上院議長、Hermelinda Alvarenga上院第二副議長、Pedro Alejandro Díaz上院議員ら。中華民国総統府の林佳龍秘書長、中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)も同席した。以下は蔡英文総統のあいさつ要旨。

今月3日に台湾東部沖で起きた地震に対し、パラグアイ議会からお見舞いのメッセージが寄せられたことに感謝する。過去8年間、台湾とパラグアイの友好関係は着々と深まっている。2016年の総統就任後、初の海外訪問先がパラグアイで、2018年にも再びパラグアイを訪れる機会に恵まれた。パラグアイの美しい景色や人情味あふれる人々はとても印象に残っている。

ここ数年、総統府において、パラグアイから台湾を訪問した数多くの友人と会見した。パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領は、昨年4月の大統領選で当選し、間もなく台湾を訪れた。また頼清徳次期総統は、昨年8月にパラグアイを訪問し、ペニャ大統領の就任式に出席した。両国は交流を重ね続け、徐々に友情を深めてきた。

台湾とパラグアイは、教育、医療、農業、畜産、養殖、女性のエンパワーメントなどの分野でも実りある協力成果を生み出した。特に教育分野では、両国が共同で「台湾パラグアイ工業大学」プロジェクトを推進し、ハイテク産業の人材育成を進めている。二国間協力は共通の誇りとなっている。

台湾の人々を代表して、ペニャ大統領とパラグアイ政府が度々、様々な国際舞台において、台湾を支持する発言を行っていることに感謝したい。これらの行動は、台湾が引き続き世界に挑戦する重要な原動力となっている。

パラグアイ政府が引き続き台湾を支持するよう望んでいる。台湾とパラグアイの各分野における交流を推進し、両国が協力して国民により多くの利益を生み出し、世界における相互扶助の模範となれるよう期待している。

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一方、Silvio Adalberto Ovelar Benítez上院議長は、「台湾とパラグアイの関係はここ数年、感情面も友好関係の相互支援も、さらに緊密かつ深まっている。パラグアイが台湾を支持するという立場は揺るぎなく、この支持は双方の協力関係や計画を推進したいからではなく心からのもので、非常に深い情熱からきている。パラグアイ国民や政府の台湾に対する友情は予測可能なもので、立場は揺るがず一貫している。二国間関係が末永く、永遠に続くと信じている」と語った。

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