2024/05/21

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、ニュージーランド超党派議員団の表敬訪問受ける

2024/04/17
マオリの歌、「TUTIRA MAI NGA IWI」を披露するニュージーランド議会の超党派議員ら。曲名は「みな一緒に集まろう」という団結や結束を意味するマオリ語で、台湾とニュージーランドの関係深化を願う気持ちを表している。(中華民国総統府ニュースサイトより)

蔡英文総統は16日午前、総統府において、13日から台湾を訪問しているニュージーランド国会(代議院)の超党派議員たちによる親台湾派グループの代表団の表敬訪問を受けた。代表団メンバーは、「社会サービス兼コミュニティサービス委員会」の委員長を務めるジョセフ・ムーニー議員、親台湾派議員連盟「All-Party Parliamentary Group on Taiwan」の共同代表を務めるイングリッド・リアリー議員とジェニー・サレサ議員ら6名。中華民国総統府の林佳龍秘書長、中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)も同席した。

蔡総統はあいさつで、「ニュージーランドと台湾は、共に自由と基本的人権を擁護し、政党の所属に関係なく平和と繁栄の目標を追求する民主主義国だ。近年、インド太平洋地域の地政学的環境と経済は多くの課題に直面しており、民主主義諸国が地域の平和と安定を共同で維持するためにより一層団結し、協力を強化する必要がある」と強調した。

蔡総統によると、近年、台湾とニュージーランドの経済貿易関係はますます緊密になり、ニュージーランド産のチェリー、キウイ、乳製品などが台湾の人々に高い人気を集めている。一方、ニュージーランド政府は先週、台湾産パイナップルの輸入を認めた。これは、台湾の高品質な農産物の国際市場開拓における大きな一歩となっただけでなく、二国間協力を深める上でも重要な成果と言える。

パイナップルが台湾の繁栄の象徴だとする蔡総統は、台湾支持を表明する訪台メンバーに謝意を表し、今後もデジタル経済、先住民文化、クリーンエネルギーなどの分野で台湾とニュージーランドの交流がますます盛んになるよう望むとの期待を示した。

一方、ムーニー議員は、「台湾とニュージーランドはともに民主主義が栄えている。特に状況が多くの課題に直面している今、台湾の民主主義制度をより深く理解し、この地域の平和と繁栄を維持したい。蔡総統が言及したクリーンエネルギーについて、ニュージーランドには地熱エネルギーに関する多くの技術があることから、ニュージーランドが台湾に対してもっと貢献できると考えており、今回、台湾の地熱エネルギー施設も訪問した。これは両国にとって関連技術と能力を開発する機会となる」と述べた。

代表団はあいさつの後、ニュージーランドの先住民族、マオリの歌で、団結力を高めるために歌われる「TUTIRA MAI NGA IWI」を披露し、台湾への心からの祝福を表した。

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