2024/05/22

Taiwan Today

政治

コソボ共和国の元首相らが台湾を訪問、台湾との実質関係強化へ

2024/04/17
コソボ共和国のアヴドゥラッフ・ホティ元首相が率いる超党派国会議員及び財界関係者など一行7名が16日、台湾を訪問した。20日まで滞在する。写真右から4人目は空港で一行を出迎えた外交部欧州司の林主恩副司長。(外交部)
コソボ共和国のアヴドゥラッフ・ホティ元首相が率いる超党派国会議員及び財界関係者など一行7名が16日、台湾を訪問した。20日まで滞在する。一行はほかに、コソボ国会の親台湾派議員連盟の共同代表を務めるArtan Abrashi議員、外交委員会に所属するTime Kadrija議員、Driton Selmanaj元副首相など。中華民国(台湾)外交部は16日、ニュースリリースを発表して歓迎の意を示した。
 
一行は台湾滞在期間中、頼清徳副総統(次期総統)を表敬訪問し、行政院の陳建仁院長(=首相)や立法院の韓国瑜院長(=国会議長)と会談する。また、外交部の呉釗燮部長(=外相)が会食を主催し、一行を歓待する。このほか、経済部及びその外郭団体である中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)、新竹科学園区(=サイエンスパーク)、重要な医療機関などを訪問し、台湾とコソボの関係、国会レベルの協力、二国間の経済・貿易、科学技術、医療・公衆衛生など各分野での交流について幅広く意見交換を行う。
 
コソボ国会では2021年に親台湾派議員連盟が発足。「西バルカン」と呼ばれるバルカン半島の西側に位置する非EU加盟国(アルバニア、北マケドニア、コソボ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロの6か国)の国会で、親台湾派議員連盟が発足した最初のケースとなった。コソボの国会議員は昨年3月に初めて代表団を組んで台湾を訪問。今回の訪台はそれに続くもので、超党派議員による訪台という実際の行動によって、双方の友好関係増進への支持を示した。
 
外交部は16日に発表したニュースリリースを通して、「台湾とコソボは共に自由を守るための最前線にあり、民主主義の価値と理念を共有し、国際機関加盟の可能性を積極的に模索している。外交部は、近い理念を持つパートナーが各領域で交流や協力を深め、地域の平和と安定を追求し、民主主義のレジリエンスと進歩、繁栄を増進させることを歓迎する」とするコメントを発表している。
 

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