2024/05/17

Taiwan Today

政治

呉外交部長が晩餐会でニュージーランドの超党派議員団を歓迎

2024/04/18
呉釗燮外交部長(右から6人目)が16日、ニュージーランドの国会議員団を晩餐会で歓迎、今後もニュージーランドなどと協力して自由で開かれたインド太平洋地域を守っていく考えを示した。右から5人目がムーニー議員。7人目が親台湾派議員連盟の共同代表を務めるリアリー議員。(外交部)
呉釗燮外交部長(=外務大臣)が16日、晩餐会を開き、台湾を訪問したニュージーランドの国会議員団を歓迎した。訪台したのはニュージーランド国会(代議院)で「社会サービス兼コミュニティサービス委員会」の委員長を務めるジョセフ・ムーニー(Joshph Mooney)議員及び超党派の親台湾派議員連盟(「All-Party Parliamentary Group on Taiwan」)の共同代表、イングリッド・リアリー(Ingrid Leary)議員ら議員6名。
 
呉外交部長は、ニュージーランドが最近公の場で台湾海峡の平和と安定を支持する立場を示していることに感謝した上で、「権威主義が拡張を続ける中で我が国はニュージーランドなどの民主主義国と協力し、自由で開かれたインド太平洋地域を守っていきたいと考えている」と述べた。
 
今回の訪問団の団長であるムーニー議員とリアリー議員は、「台湾の民主社会は活力に満ちている」と絶賛。また、今回の訪台では両国の経済協力によって生み出される利益、台湾のハイテク産業の発展ぶり、民主主義への変革プロセス、台湾とニュージーランドの先住民族文化の結びつきをいっそう把握することが出来たと成果を強調した。さらに両議員は、ニュージーランドはルールに基づく国際秩序の維持に努め、世界の平和と安定を重視しているとして、両国間の友情がこれからも深まるよう努力していく考えを示した。
 
呉外交部長は、台湾がオーストラリア産ワイン、日本産水産物を支持していることとニュージーランドが台湾産パイナップルの輸入を認めたことを例に、「民主主義国によるサプライチェーン」を構築することで全体主義国家による経済的威圧に対抗していくことの重要性を指摘した。台湾とニュージーランドは2013年に「台湾-ニュージーランド経済貿易協力協定(ANZTEC)」を締結して以降、貿易、先住民族問題、農業及び文化面での交流が日増しに密接になっている。外交部(日本の外務省に相当)は、「既存の関係を基礎に、これからもニュージーランドなど民主主義の仲間たちとの協力を深めていく」としている。
 
 

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