米連邦議会下院共和党議員総会秘書のリサ・マクレーン議員と、民主党のダン・キルディー下院議員が率いる超党派議員訪問団が23日、台湾を訪問した。25日まで滞在する。メンバーはほかに、下院軍事委員会の親台湾派議員、マーク・アルフォード議員。外交部は、これら3名の下院議員が「台湾関係法」成立45周年の節目に台湾を訪問し、米国会の党派を超えた台湾支持の姿勢を示したことを歓迎している。
一行は台湾滞在期間、蔡英文総統、頼清徳副総統（次期総統）を表敬訪問する。また、外交部の呉釗燮部長（=外相）が設宴して一行をもてなす。これら3名の下院議員は、下院の軍事委員会と歳入委員会の所属議員で、台湾問題に高い関心を寄せ、台米の各方面での連携を推進している。台湾滞在期間中は台湾の関係者と、台米関係や台湾海峡及び地域の安全情勢等、重要な議題について意見を交わす。
米連邦議会下院は20日、緊急予算案を可決したばかり。これにはインド太平洋地域の安全保障を支援する予算も含まれており、台湾に対する軍事支援の重要な財政資源となる。外交部は、「今回の下院議員3名の訪台は、米国会の台湾及び台湾海峡の安全に対する揺るぎない支持を具体的行動によって示すものであり、わが国に対してさらに理解を深めることにつながる。また、米国会が今後も引き続き台米の緊密なパートナーシップを推進し、ルールに基づく国際秩序を守り、地域の平和と安定、繁栄を促進するのに役立つだろう」とコメントしている。