2024/05/19

Taiwan Today

政治

蔡総統が米連邦議会下院の共和党議員総会秘書率いる超党派議員団の表敬受ける

2024/04/25
蔡英文総統(右から7人目)が24日総統府で、米連邦議会下院における共和党議員総会秘書を務めるリサ・マクレーン議員(同6人目)率いる超党派議員団の表敬訪問を受けた。(総統府サイトより)
蔡英文総統が24日総統府で、米連邦議会下院における共和党議員総会秘書を務めるリサ・マクレーン(Lisa McClain)議員率いる超党派議員団の表敬訪問を受けた。訪問したのはマクレーン議員以下、民主党のダン・キルディー(Dan Kildee)下院議員、及び下院軍事委員会の親台湾派議員、マーク・アルフォード(Mark Alford)議員ら。
 
蔡総統はまず、議員団の来訪を歓迎すると共に、米連邦議会下院が先ごろインド太平洋地域の安全保障を支援するための予算案を成立させ、台米協力のため予算を組んだことに感謝、さらに同予算案がこのほど上院も通過したことを歓迎した。蔡総統は、一行が台湾支持の姿勢を行動で示したこと、ならびに様々な分野における台米関係増進の上で重要な役割を果たしていることに謝意を表した。
 
蔡総統はまた、米国政府と議会が「台湾関係法」と「六つの保証」に基づき、台湾への武器売却を続けていること、2024会計年度の包括的歳出法案を成立させ、台湾をサポートするための措置と提唱のためより多くのリソースを投じることに感謝した。
 
マクレーン議員はあいさつの中で、蔡総統はまもなく退任するが過去数年間の貢献は深い影響を残したと称賛。台湾は自由かつ民主主義で、強く健全な国であり、米国は蔡総統が在任中に発揮した指導力に敬服すると共に、台米関係が安定していることの重要性をますます理解するようになったと述べた。
 
マクレーン議員は続いて中国による脅威について触れ、「台湾は日々、中共からの威圧に向き合っている。空での軍事的脅威、海上での挑発行為、経済的威圧のいずれに直面しようと、台湾は自由のため常に戦っている」と述べた。その上でマクレーン議員は、「米国は自由の象徴だ。米国の歴史はすなわち、絶えず圧迫を乗り越え、全ての人々の自由を確保してきたことだ。台湾にも似通った歴史があるため、遠く海を隔てているにもかかわらず双方の関係は依然として強く健全で、後退するどころかますます強固さを増している」と述べた。
 
キルディー議員は、「米台関係は非常に友好的で人的交流も密接、政府間の協力も円滑だ」とした上で、今回の訪台では21世紀の課題に向けて引き続き関係を強固に出来るよう望んでいると述べた。
 
キルディー議員は、今回の訪台のタイミングは意義深いとし、その理由として米国議会がインド太平洋地域の安全保障を支援するための予算案を成立させて必要なサポートの提供を決めたこと、そして台湾と米国が現在非常に重要な貿易交渉を進めていることを挙げた。キルディー議員は自身が下院歳入委員会のメンバーで、貿易や税務に関する問題の監督を担当していることを説明。貿易交渉を推進すると同時に、二重課税問題への対処にも力を入れているとして、今年議員として任期を終えるまでに二重課税問題の解決を目指す考えを示した。
 
 

ランキング

新着