2024/05/19

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政治

台北捷運公司と伊豆急ホールディングスが友好協定、「ロープウェイ」で誘客狙う

2024/04/25
台北MRT(メトロ)を運営する台北捷運公司と日本の伊豆急ホールディングス株式会社は24日、友好協定を締結した。両社がそれぞれ運営する猫空纜車(=猫空ロープウェイ)と下田ロープウェイも同時に姉妹協定を締結した。(台北市)
台北MRT(メトロ)を運営する台北捷運公司と日本の伊豆急ホールディングス株式会社は24日、友好協定を締結した。両社がそれぞれ運営する猫空纜車(=猫空ロープウェイ)と下田ロープウェイも同時に姉妹協定を締結した。協定書への調印は台湾と日本でそれぞれ行われ、24日は伊豆急ホールディングス株式会社の土方健司社長が台湾を訪れ、中国語版の協定書に署名した。来月には台北捷運公司の詹文滔副総経理が日本を訪れ、日本語版の協定書に署名するという。
 
台北市内で行われた調印式では、台北捷運公司の黄清信総経理からまず、4月3日に発生した花蓮地震について、日本の多くの同業者からお見舞いのメッセージをもらったことに対して謝意が述べられた。黄総経理はまた、台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長による仲介と長期にわたる協力にも感謝し、それによって同社が日本の鉄道やロープウェイの業者と次々と友好協定を結び、日本の同業者との協力や交流を深化させていることを明らかにした。さらに、今回の協定を通して、日本の同業者から良いところを学び、サービスの質を引き上げるほか、相互に相手のロープウェイを宣伝したり、双方のロープウェイを利用する人に割引きなどのサービスを提供することで、台日双方で誘客を狙い、ともに観光と都市の交流を発展させていきたいと意気込みを見せた。
 
伊豆急ホールディングス株式会社の土方健司社長は、これが同社にとって初めての友好協定締結であると前置きした上で、この機会を設けてくれた台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長に感謝した。そして、台北捷運公司と各業務で協力を進め、互いの専門知識や新たなアイディアなどを共有し、双方の旅客数を増加させていきたいと期待を寄せた。
 
伊豆急ホールディングス株式会社は、東急グループの持株会社で、鉄道輸送、ロープウェイ、不動産、建設、通信、オリーブオイル事業などをて掛けている。そのうち、鉄道会社の伊豆急行が伊豆地域の観光や旅行を支えているほか、傘下の下田ロープウェイは「伊豆三景」の一つ、「寝姿山」にアクセスするのに最も便利な交通手段となっている。
 
 

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