2024/05/20

Taiwan Today

外交

台湾と韓国、土壌・地下水汚染防止で提携

2016/08/31
台湾と韓国は、「台湾韓国土壌および地下水資源保護技術提携覚書」を締結し、理解を深め経験を共有している。(行政院環境保護署ニュースサイトより)

行政院環境保護署(日本の環境省に相当、環保署)は、土壌・地下水に関する近隣諸国との交流や提携を拡大するため、29日から代表団を率いて韓国を訪問している。訪問は5日間の日程で、土壌および地下水汚染防止制度と技術に関する経験について交流を行う。台湾と韓国で締結した提携覚書を継続するための署名や、韓国環境部(日本の環境省に相当)と今後2年間の協力事項、提携交流を続行する確認も行う。

環保署によると、台湾と韓国間の「台湾韓国土壌および地下水資源保護技術提携覚書」は、台湾にとってアジア・太平洋地域諸国の政府と締結に成功した初の土壌・地下水資源保護に関する協力覚書だ。近年では、台湾と韓国はガソリンスタンドにおける汚染防止管理、地下水質測定および両国の関連制度や実施について、理解を深め経験を共有している。また、過去に行った技術フォーラム、論文の発表、産学連携、汚染予防技術の普及などを通して両国の提携の基礎を築いてきた。今回の訪問で、二国間の提携覚書が良好な成果を挙げていることから、契約を続行する。これは、ほかのアジア・太平洋地域諸国に対しても、模範的な行為を示す意義を持つ。

環保署は、2010年に「アジア・太平洋地域土壌および地下水汚染浄化対策チーム」が発足して以来、絶えず諸外国との環境保護に関する交流や提携に力を入れており、関連技術のスキルアップや実力の向上についても努力を続けてきたとし、環境保護外交の発展に向けて良好な基礎を築いてきたと強調した。

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