2024/04/28

Taiwan Today

外交

外交部、ASEAN諸国の入国ビザ申請条件緩和へ

2016/09/02
外交部は1日より、ミャンマー、カンボジア、ラオスからの旅行者を対象に、条件付きの入国ビザ免除措置と、団体旅行客に対するビザ発給の簡易化措置を実施した。ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国との交流強化を図るのが目的。写真は大勢の観光客で賑わう台湾北部の観光地の一つ、新北市瑞芳区の九份。(外交部国際伝播司)
外交部(日本の外務省に相当)は1日、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国との交流強化を図るため、ミャンマー、カンボジア、ラオスからの旅行者を対象に、条件付きの入国ビザ免除措置と、団体旅行客に対するビザ発給の簡易化措置を実施することを明らかにした。外交部はすでに8月1日より、タイとブルネイからの旅行者を対象に、台湾での滞在期間が30日間以内ならば入国ビザを免除する措置を試験的に実施している。 台湾はすでに、東南アジア諸国のうち、シンガポール、マレーシア、タイ、ブルネイからの旅行者に対し、入国ビザの免除措置を実施している。これに加えて9月1日より、ミャンマー、カンボジア、ラオスからの旅行者に対しても上記2項目の措置を実施することとなり、ASEAN諸国を対象とした台湾の入国ビザ申請条件がさらに緩和された。 2項目の措置のうち、第一は「オンラインビザ申請」の適用対象国及び条件の拡大。外交部によると、これは条件付きの入国ビザ免除措置と言えるもので、これまではインド、インドネシア、フィリピン、ベトナムが対象となっていたが、これにミャンマー、カンボジア、ラオスが加わった。 第二は「東南アジア諸国の優良団体旅行者に対する観光ビザ申請規範」の適用対象国の拡大と、「ワンストップ式」のオンラインビザ申請の採用。これは、団体旅行者を対象とするビザ申請の簡素化といえるもので、これまではインド、インドネシア、フィリピン、ベトナムが対象となっていたが、これにミャンマー、カンボジア、ラオスが加わった。 外交部によると、これらの措置は綿密な準備を経て実施するものであり、東南アジア諸国の質の良い観光客が台湾で短期的な観光を楽しんだり、商談や親族訪問、文化交流などの活動を行ったりするのに有利になる。これを、人的往来を促進するという「新南向政策」の一環とし、ASEAN諸国と各方面での活動や交流、協力を広め、深めていきたい考え。

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