外交部(日本の外務省に相当)は6日、米国務省初の国際女性問題担当大使だったメラニー・バービアー女史が台湾を訪問して講演を行うほか、台湾におけるジェンダーの平等や女性のエンパワーメントの推進状況について視察し、女性問題を巡る台湾と米国の協力について意見交換を行うことを明らかにした。
メラニー・バービアー前大使ら一行2人は6日から9日まで台湾を訪問している。バービアー前大使は、行政院性別平等処(日本の内閣府男女共同参画局に相当)の招待を受け、同処が主催する「APEC女性のためのイノベーションと経済発展に関する長期計画の成果発表会議(Conclusive Meeting of Innovation for Women and Economic Development Project)」に出席し、貴賓として講演を行う。
米オバマ大統領は2009年にバービアー女史を米国務省初の国際女性問題担当大使に任命。グローバルな活動を通して、ジェンダーの平等や各国の女性の地位向上に努めている。
バービアー前大使が今回、中華民国政府の招待を受けて台湾を訪問したのは、台米両国が女性問題を重視していることの現れであるだけでなく、両国がさらに協力し、国際社会でジェンダーの平等を推進していくことにもつながる見込み。