2024/04/30

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外交部、国際シンポ「2016 UNFCCC NGO Forum」開催

2016/09/07
外交部(日本の外務省に相当)は5日、外交部外交及び国際事務学院において国際シンポジウム「2016 UNFCCC NGO Forum」を開催した。テーマは「挑戦への適応:気候変動と共生する未来へ向かって(Adapting to the Challenges-Living with Climate Change and Advancing toward the Future)」。写真は昨年開催された「2016 UNFCCC NGO Forum」の様子。(「2016 UNFCCC NGO Forum」特設サイトより)

外交部(日本の外務省に相当)は5日、外交部の外交及び国際事務学院において国際シンポジウム「2016 UNFCCC NGO Forum」を開催した。テーマは「挑戦への適応:気候変動と共生する未来へ向かって(Adapting to the Challenges-Living with Climate Change and Advancing toward the Future)」。環境問題に取り組む台湾の非政府組織(NGO)と、「気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)」が認可するNGOオブザーバーとの連携を強化し、蔡英文総統が5月20日の総統就任演説で掲げた「中華民国(台湾)は必ず地球温暖化の防止や気候変動の問題解決に参与する」とする、いわゆる「気候外交」の精神に呼応するのが目的。

今回のシンポジウムにはドイツ、ノルウェー、日本、マーシャル諸島共和国、台湾のNGO代表、学者や専門家などが招かれ、パネラーを務めた。外交部の侯清山政務次長(副大臣)は開幕の挨拶で、「気候変動は一刻も早く解決しなければならない問題。このシンポジウムに出席しているマーシャル諸島共和国や、ナウル、ツバル、キリバスといった中華民国の国交樹立国も、台湾と同じ島国であり、同じように気候変動による深刻な衝撃を受けている」と指摘。さらに、中華民国政府は今後、気候変動問題について国境を超えた協力をさらに強化し、蔡総統が掲げる「堅実外交」の助け合いの精神をもって、国交樹立国と手を携え、国際社会への貢献拡大とUNFCCCへの有意義な参加を積極的に目指したいと述べた。

今回のシンポジウムは、(一)ローカルガバナンスと海面上昇:気候変動に対するリーダーシップとガバナンス、(二)気候変動における島国の適応、国民のキャパシティと参与、(三)気候変動における官民協力のパートナーシップ、の三大議題について議論した。

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