外交部（日本の外務省に相当）は、北朝鮮が国連安全保障理事会の決議と国際社会による制止を無視し、9日午前に5回目となる核実験を実施したことについて、「中華民国政府はこの挑発的行為を厳しく非難すると共に、この件に高い関心を寄せている」との声明を発表した。
外交部は9日夜、ニュースリリースを発表した。それによると、北朝鮮は今年1月6日に咸鏡北道吉州郡豊渓里付近において実施した4回目の核実験に続き、現地時間9日午前9時30分（台北時間午前8時30分）に前回と同じ場所で、5回目となる核実験を実施した。
外交部はニュースリリースで、北朝鮮当局が国連安保理の第1718、1874、2087、2094、2270号の5回の決議を無視し、国際社会による制止も顧みず、再び核実験を実施したことについて、中華民国政府はこれを厳しく非難するとともに、この件に高い関心を寄せていると述べた。
外交部はまた、中華民国政府は一貫してこの地域の非核化を支持する立場を採っていると強調。このため北朝鮮当局に対して、国連安保理の決議を確実に順守すると共に、この地域の安全保障を脅かす行動を直ちに停止するよう呼び掛けるとしている。