2024/05/07

Taiwan Today

外交

蔡総統、TPP第2ラウンドへの参加に米支援を期待

2016/09/14
米国在台湾協会のレイモンド・バッガード理事長(写真左)の表敬訪問を受けた蔡英文総統(写真右)は、理事長の貢献に敬意と謝意を表した。 (中央社)

蔡英文総統は13日、中華民国政府が貿易自由化と産業構造調整など、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加に向けた各種の準備を積極的に進めていると述べ、台湾のTPP第2ラウンド交渉参加を、米国政府がさらなる具体的な行動で支援するよう期待するとした。

蔡総統は13日午前、総統府において、米国の対台湾窓口機関・米国在台湾協会(AIT)のレイモンド・バッガード(Raymond Burghardt)理事長の表敬訪問を受けた。蔡総統はあいさつの中で、レイモンド・バッガード理事長は、2006年2月の理事長就任から10年を超え、近く退任することになっていると説明した。レイモンド・バッガード理事長は、40年余りの外交官のキャリアのうち、12年以上、台湾・米国関係に貢献してきたとたたえた。蔡総統はレイモンド・バッガード理事長の貢献に敬意と謝意を表すると共に、この友好関係を非常に重視していると強調した。

経済・貿易における地域統合への参加について、蔡総統は、中華民国政府が貿易自由化と産業構造調整など、TPP参加に向けた各種の準備を積極的に進めていると説明。蔡総統はまた、米国が再三にわたって台湾のTPP参加に歓迎の意を表明していることに感謝し、米国がさらなる具体的な行動で、台湾のTPP第2ラウンド交渉参加に対する支援への期待を示した。

蔡総統は、台湾が国際社会との連結性強化に積極的に取り組んでおり、二国間の自由貿易協定締結に努めるほか、ASEAN(東南アジア諸国連合)やインドなど南アジアとの各分野における関係強化を促す、「新南向政策」綱領の承認で台湾と東南アジア諸国連合および南アジア諸国との連携を深めたい考えを示した。さらに、貿易、投資、文化など各分野における、双方にとって共に有利な交流を通じて、台湾の発展を拡大し、台湾全体の競争力引き上げだけでなく、アジア・太平洋地域の安定した発展にも尽力したいとした。

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