2024/04/28

Taiwan Today

外交

交通部長、米メディアで台湾のICAO参加の必要性訴え

2016/09/22
交通部(日本の国土交通省に相当)の賀陳旦部長(大臣)は19日、米国の外交専門誌『ナショナル・インタレスト』インターネット版に寄稿し、台湾の国際民間航空機関(ICAO)参加の必要性を訴えた。写真は19日、カナダ・オタワのメディアに掲載された同様の寄稿記事。(台北駐カナダ経済文化代表処提供、中央社)

交通部(日本の国土交通省に相当)の賀陳旦部長(大臣)は19日、米国の外交専門誌『ナショナル・インタレスト』インターネット版に寄稿し、「長年、中華民国(台湾)の民間航空機関は、各国よりも多くの努力とコストをかけてきた。台湾は再度、その専門性と貢献性をもって国際民間航空機関(ICAO)の総会や活動に参加することを望む」との主張を展開した。

賀陳部長は外交専門誌『ナショナル・インタレスト』インターネット版に「国際社会はなぜ台湾の国際民間航空機関(ICAO)参加を支援すべきか」と題する文章を寄せた。賀陳部長はその中で、「台湾がICAOに参加するには、国際社会による継続した支持が必要だ」と主張。欧米諸国や台湾に友好的な国々からの長年の賛同と支援により、台湾は2013年に初めてICAOの第38回総会に特別ゲストとして参加することが認められた。賀陳部長は「台湾は再度、その専門性と貢献性をもってICAOの総会、メカニズム、活動に参加したい」と主張した。

賀陳部長はさらに、世界の航空ネットワークにおいて台湾は不可欠な存在だと強調。「台湾は東アジアの空運が最も頻繁な地域にある。その北の玄関口である台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)は国際空港評議会(ACI)の発表によると、2015年における国際線旅客数が世界第11位、貨物取扱量が第6位で、東アジアで利用者が多い国際空港の一つとなった。2015年時点で航空会社74社が台湾に拠点を置き、301本の旅客や貨物の定期便路線を運航。世界135都市に就航している」と説明した。

また、ICAOが航空交通業務を提供する各国の分担を決めた空域の一つ、台湾が管轄する「台北飛行情報区」では2015年、上空を通過する延べ約153万機に対して航空管制業務を行い、延べ5,800万人以上の旅客にサービスを提供しており、世界の航空ネットワークにおいて必要不可欠な存在となっていると強調した。

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