2024/05/04

Taiwan Today

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陳副総統が日本の菅元首相と会見、原発の安全性で協力望む

2016/09/26
陳建仁副総統(右)が23日、日本の菅直人元首相(左)と会見、台湾と日本が原子力発電の安全性について協力を強められるよう期待した。(総統府サイトより)

陳建仁副総統が23日、日本の菅直人元首相率いる衆議院議員の訪問団による表敬訪問を受け、台湾と日本が新エネルギーに関する議題で交流を深めると共に、原子力発電の安全性について協力を強められるよう期待した。

陳副総統はあいさつの中で、菅元首相の今回の訪問目的が主にエネルギー問題について台湾と交流することであることを指摘、台湾におけるエネルギーの発展状況は日本と似通っており、かなりの部分で原子力発電に依存しているが、今では代替エネルギーとグリーンエネルギーにも注目が集まっていると説明した。その上で陳副総統は、台日はこうした新たなエネルギーに関する議題について意見を交わせるはずだと述べた。

陳副総統はまた、中華民国(台湾)が2025年を「非核国家」実現の目標年度に定めていることを紹介、その時にはグリーンエネルギーを台湾全域の発電量の20%に高められるよう希望しており、現在は風力発電、地熱発電、太陽光発電などに力を入れていると説明した。そして陳副総統は、政府がこうした「グリーンエネルギー科学技術」を「五大イノベーション産業」計画に加えていることも強調した。

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