2024/05/05

Taiwan Today

外交

台湾のICAO参加支持、国際世論に働きかけ=外交部

2016/10/05
外交部(日本の外務省に相当)によると、今年は国際民間航空機関(ICAO)への中華民国(台湾)の有意義な参加を支持するよう国際世論に働きかけている。統計によると、現在までに50カ国・地域の主要メディアが台湾を支持する記事を掲載。中華民国在外公館による寄稿、海外メディアによる報道を合わせると230本を超えるという。写真はICAO期間中、国交樹立国と会場外で航空の安全について話し合う交通部民用航空局の職員たち。(中央社)

外交部(日本の外務省に相当)は4日夜、今年は国際民間航空機関(ICAO)への中華民国(台湾)の有意義な参加を支持するよう国際世論に働きかけており、すでに世界50カ国・地域の主要メディアが台湾を支持する特集や報道記事110本余りを掲載していると発表した。

外交部は4日夜、ニュースリリースを発表。ICAO理事会議長が今年開催された第39回総会に、前回総会で招待を受けた中華民国(台湾)を招待しなかったことは「極めて遺憾」であるとする中華民国政府の立場を示した。

外交部は国際社会に台湾の声を届けるため、国交樹立国や台湾と近い理念を持つ国々に対し、公開の場での発言や議会での決議案可決などの方法で、台湾支持の立場を示すよう働きかけてきた。また、国際世論の支持取り付けにも積極的に取り組んでおり、特集記事の掲載や、世界各地に展開する中華民国在外公館による寄稿、新たなメディアの活用などを通して、国際民間航空安全における台湾のICAO参加の必要性を国際社会が正視するよう求めてきた。

外交部の統計によると、現在までに50カ国・地域の主要メディアが台湾を支持する記事を掲載。中華民国在外公館による寄稿、海外メディアによる報道を合わせると230本を超えている。

外交部では同時に、新たなメディアを活用して台湾のICAO参加への支持を訴えている。外交部はこのほど「飛行(Flight)」と題する英語の動画を、外交部が運営するYoutubeを利用した動画配信サイト「潮台湾(TrendingTaiwan)」と同サイトFacebook公式ページに掲載。ICAO総会の主催国、理事会メンバーの出身国を中心に宣伝し、関連の非政府組織(NGO)の公式サイトにも掲載するなどしている。YoutubeとFacebookの2つを活用した動画再生回数はすでに延べ52万回に達している。

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