蔡英文総統は17日午前、中華民国(台湾)におけるタイの大使館に相当するタイ貿易経済弁事処を訪ね、李大維外交部長(外務大臣)及びタイのPiroon Laismit駐中華民国代表による案内の下、先ごろ死去したタイのプミポン国王の遺影の前で哀悼の意を表した。
プミポン国王は今月13日に死去。蔡総統は知らせを受けると直ちに外交部(日本の外務省に相当)に対し、タイの人々に対して中華民国の哀惜の意を正式に伝えるよう指示。17日にはさらに自らタイ貿易経済弁事処に赴き、プミポン国王の遺影に向かって哀悼の意を表した。
蔡総統は、プミポン国王は70年あまりにわたり、その英知と愛情に満ちた国家運営によってタイ国民から深く敬愛されてきた他、タイを現代国家へと安定して導いたことは国際社会からも尊敬されており、その貢献は絶大だと評価。蔡総統はまた、プミポン国王が死去し、プミポン国王を愛したタイの人々が悲しんでいるのと同様に、国際社会もその死を悼んでいるとしている。