陳建仁副総統は5日、これまで台湾と南アジア、東南アジア諸国との関係は、経済や貿易が中心だったが、新政権が掲げる「新南向政策」は文化などの方面から、アジア太平洋諸国との交流や協力を強化するものだと述べた。
陳副総統は5日午後、外交部（日本の外務省に相当）が主催する「2016アジア太平洋文化の日」の開幕式典に出席。文化などの方面から、アジア太平洋諸国との交流や協力を強化したいと述べた。
副総統は開幕のあいさつの中で、蔡英文総統の発言を引用し、「文化は、国家の魂であり、国家の進歩を促す主要な動力となるものだ」と指摘し、文化は個人の自由の現れであり、あらゆる経済的成功を創り出す根源でもあると語った。
陳副総統はさらに、これまで台湾と南アジア、東南アジア諸国との関係は、経済や貿易が中心だったが、「文化」も台湾とこれらの地域の関係の核心となるものだと指摘。新政権が掲げる「新南向政策」では、経済や貿易のほか、教育、観光、科学、技術などを通した関係強化に努めるほか、特に文化の方面での関係強化を重視していると説明した。