2024/05/03

Taiwan Today

外交

環境保護署の李署長、スウェーデン地方紙に寄稿

2016/11/10
スウェーデンの地方紙『Nerikes Allehanda』は現地時間6日、行政院環境保護署(日本の環境省に相当)の李応元署長(大臣、写真)が執筆した「国境を越えた気候変動:台湾の参与と貢献」と題する文章を投書欄に掲載した。李署長はこの中で、「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)」への参与を切望する台湾の声に国際社会が耳を傾け、台湾が国際社会に受け入れられ、そして注目され、世界の相互扶助のシステムに組み込まれることを期待すると述べた。(中央社)

スウェーデンの地方紙『Nerikes Allehanda』は現地時間6日、行政院環境保護署(日本の環境省に相当)の李応元署長(大臣)が執筆した「国境を越えた気候変動:台湾の参与と貢献」と題する文章を投書欄に掲載した。

李署長はこの中で、地球の温暖化とエルニーニョ現象により、世界各地で記録的な猛暑や極端な異常気象が発生し、インフラ、生態系、農作物に甚大な被害をもたらしていると指摘。「地球村」の一員として、台湾は手をこまねいているわけにはいかず、対策を講じるべきで、それでこそ「麗しの島」という意味を持つ「フォルモサ」と称えられる台湾の名に恥じることがないと説明した。

また、中華民国(台湾)では2015年7月に「温室効果ガス削減及び管理法」を制定し、2050年までに温室効果ガスの排出量を2005年の50%に減らすという目標を明文化していると指摘。温室効果ガスの削減目標を法律に盛り込んだ世界でも数少ない国の一つだと述べた。

李署長はさらに、「しかし、一国の政府のみではこの目標をクリアするのは難しい」と主張。「国連気候変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change, UNFCCC)」への参与を切望する台湾の声に国際社会が耳を傾け、台湾が国際社会に受け入れられ、そして注目され、世界の相互扶助のシステムに組み込まれることを期待すると述べた。台湾は喜んで、環境保護への取り組みに対する努力や経験などを各国と共有し、これらの経験を国際社会に還元し、台湾に友好的な国々と手を携え、持続可能な地球を共同で守っていきたいと訴えた。

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