台湾中部・彰化キリスト教病院のボランティア医療団は、10度目の海外派遣を決行、カリブ海に浮かぶ中華民国(台湾)の国交樹立国の一つ、セントビンセント及びグレナディーン諸島で医療外交を展開する。
ボランティア医療団の一行は7人で、彰基海外医療サービスセンターの高小玲執行長が団長を務める。メンバーには、総合診療、耳鼻科、漢方医、ICUおよび救急を担当する看護師、病院の安全性と医療の品質管理を行う部門の副主任が含まれる。11月21日から3週間、セントビンセント及びグレナディーン諸島に滞在し、10日に台湾に戻る予定だ。彰化キリスト教病院のセントビンセント及びグレナディーン諸島へのボランティア医療団派遣はこれで10度目となる。
セントビンセント及びグレナディーン諸島のルイス・ストレーカー副首相兼外相は、ボランティア医療団の訪問を心から歓迎するとし、さらに、両国が強く安定した関係を築いており、この確固たる友好関係は今後も変わらないと強調した。
ボランティア医療団によるセントビンセント及びグレナディーン諸島での診療期間中は、医療スタッフが、中央病院および各地域の保健所にて医療サービスを提供する。また、セントビンセント及びグレナディーン諸島の衛生部および中央病院と、各方面での協力項目や今後提携する可能性のある項目について話し合う。さらに、中央病院において、医療品質や病院の安全性などについての講演会も5回開催する。