2024/04/27

Taiwan Today

外交

対米関係と対中国大陸関係は同レベルで重視=蔡総統

2016/12/09
蔡英文・総統(右)は8日午前、米国のシンクタンク、全米外交政策委員会(NCAFP)の訪問団による表敬訪問を受けた。左はDiCarlo会長。(中央社)

蔡英文・総統は8日午前、米国のシンクタンク、全米外交政策委員会(NCAFP)の訪問団による表敬訪問を受けた。蔡・総統はあいさつの中で、NCAFPのRosemary DiCarlo会長は米国の優秀な外交官で、欧州及びユーラシア地域での業務、並びに国連の仕組みについて大変精通していると指摘し、DiCarlo会長が初めて訪問団を率いて訪台したことを歓迎した。蔡総統はまた、会見を通じて、現在の国際情勢の先行きに対するDiCarlo会長の見方を聴けるよう希望した。

 

蔡総統は、台湾の外交上での努力は台湾の利益のためにとどまらず、地域の平和、安定、繁栄のためだと説明、「米国との関係、中国大陸との関係はいずれもアジア太平洋地域の平和と安定に非常に重要で、台湾は同じレベルで重視している。我々は多くの国々と友好関係を結び、国際協力に積極的に参与していく用意がある」と述べた。

 

蔡・総統は、米国政府は「台湾関係法」、「米国の台湾に対する六つの保証」、そして地域の安全という共通の利益に基づき、台湾の安全保障に関する約束を果たしているとして、その長期にわたるサポートに感謝。蔡総統はそして、中華民国政府は今後も、米国がこの地域で信頼できるパートナーとしての役割を果たしていく用意があるとして、米国の新政権が台湾との安全保障面での関係を引き続き強化し、経済的なパートナーシップもいっそう深めることで、双方の産業面における交流と協力関係が強まることに期待した

 

訪問団のメンバーは、米国のシンクタンクであるウィルソン・センター「米国・中国大陸関係キッシンジャー研究所」のJ. Stapleton Roy初代所長、ブルッキングス研究所「東アジア政策研究センター」のEvans J.R. Revere上席研究員、NCAFPアジア太平洋安全フォーラムのJuliet Lee代理副主任ら。

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