2024/05/06

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外交

蔡総統、台米の二国間協定締結に意欲

2016/12/13
蔡総統は12日、米国務省副次官補とAPEC(アジア太平洋経済協力)シニア・オフィシャル(高級実務者)を兼務するMatthew J. Matthews氏による表敬訪問を受けた。蔡英文総統は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の先行きが「不透明」である中、将来に備えることが政府の責任であるとした上で、台湾と米国による二国間の投資協定あるいは自由貿易協定の締結に意欲を示した。(中央社)

蔡英文総統は12日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の先行きが「不透明」である中、将来に備えることが政府の責任であるとした上で、台湾と米国による二国間の投資協定あるいは自由貿易協定の締結に、米国が同意することを期待すると述べた。

蔡総統は12日、米国務省副次官補とAPEC(アジア太平洋経済協力)シニア・オフィシャル(高級実務者)を兼務するMatthew J. Matthews氏による表敬訪問を受けた。蔡総統は歓迎のあいさつの中で、「台湾は国際社会の一員として、各種の国際組織に参与したいという強い意欲と、それに相応する高い能力をもっている」と指摘した上で、米国政府はこれまで何度もオフィシャルな場面で声明を発表したり、具体的行動に移したりして、台湾の国際社会での活躍を支持しており、そのため台湾の国際貢献が世界から評価されているとして、感謝の気持ちを伝えた。

蔡総統はまた、経済・貿易分野について、「我々は今後も引き続き、重要な貿易パートナーと多国間及び二国間の話し合いを続けていく。アジア太平洋地域における自由貿易協定あるいは地域を超えた経済統合のいずれも、それをより完全なものにするためには、台湾を排除すべきではないと我々は信じている」と強調した。

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