総統府は13日、中華民国(台湾)の外交政策の目標は非常に明確で、米国を含む国際社会と良好な関係を築き、それを維持すると同時に、良好で安定した台湾海峡両岸関係を維持するために努力することにあると述べた。
米次期大統領のトランプ氏はこのほど、同国の討論番組「FOXニュースサンデー(Fox News Sunday)」に出演した際、「台湾を中国大陸の一部とみなす『一つの中国』原則については理解しているが、米国はそれに縛られるべきではない」との考えを示した。
この発言に関して総統府の黄重諺報道官は、各方面から台湾に寄せられた関心に感謝するとしながらも、各種の外交政策に対する発言についてはコメントを控えると述べるにとどまった。
黄報道官はまた、中華民国の外交政策そのものの目標は非常に明確で、米国を含む国際社会と良好な関係を築き、それを維持し、また、これをきっかけとしてより積極的に国際社会に参与し、貢献をすると同時に、良好で安定した台湾海峡両岸関係を維持するために努力することにあると述べた。
黄報道官はさらに、台湾の核心利益は国家の持続的な自由、民主の確保と、国際社会への積極な参与、地域における平和と安定を確保することにあるとし、いかなる国際環境の変化も、中華民国政府の国益確保のための努力と揺るぎない立場に影響を与えることはないと強調した。