2024/05/20

Taiwan Today

外交

台湾とインド、「鉄道遺産協力意向書」に署名

2016/12/26
インドにおける中華民国(台湾)大使に相当する田中光駐インド代表(右)と、台湾におけるインド大使館に相当する「インド台北協会(India-Taipei Association)」のSridharan Madhusudhanan会長(大使に相当、左)は24日、台湾中南部・嘉義市にある阿里山森林鉄道車庫園区にて、それぞれの政府を代表して「台湾インド鉄道遺産協力意向書」に署名した。(中央社)
インドにおける中華民国(台湾)大使に相当する田中光駐インド代表と、台湾におけるインド大使館に相当する「インド台北協会(India-Taipei Association)」のSridharan Madhusudhanan会長(DIRECTOR GENERAL、大使に相当)は24日、台湾中南部・嘉義市にある阿里山森林鉄道車庫園区にて、それぞれの政府を代表して「台湾インド鉄道遺産協力意向書」に署名した。
 
台湾とインドの登山・山岳鉄道はいずれも19世紀末から20世紀初頭にかけて敷設されたもので、その歴史は長い。台湾には阿里山森林鉄道があり、インドにはダージリン・ヒマラヤ鉄道、カールカー=シムラー鉄道、ニルギリ山岳鉄道など3本の山岳鉄道があり、いずれも双方にとって高い文化的価値を有する。台湾とインドは今回、協力意向書の署名を通して、鉄道遺産分野での協力関係を確立し、その維持、保護、管理に共同で取り組みたい考え。
 
台湾とインドによる「鉄道遺産協力意向書」への署名は、9月12日に署名した「台湾インド航空サービス協定」及び「台湾インド農業協力了解覚書」に続く二国間協定となる。中華民国政府が掲げる「新南向政策」では、インドを含む東南アジア及び南アジア等18カ国との文化交流や協力を目指している。今回の意向書署名はこの政策に合致しているだけでなく、両国の観光促進にとっても具体的効果が期待できると見られている。
 
外交部(日本の外務省に相当)では、台湾とインドが今後も経済・貿易、教育、文化、科学技術など各分野で協力パートナーシップを深めることができるよう期待を寄せている。
 

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