2024/05/07

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、中南米外遊で談話発表

2017/01/09
蔡英文総統(中央)は7日午前、中米における国交樹立国4か国を訪問する「英捷専案(プロジェクト)」と名付けられ外遊をスタートした。蔡総統は出発前の談話で、今回の外遊の重要任務として2項目を挙げた。(中央社)

蔡英文総統は7日午前、中米における国交樹立国4か国を訪問する、「英捷専案(プロジェクト)」と名付けられた8泊9日に及ぶ外遊をスタートするに当たり、出発前の談話を発表した。
 
蔡総統によると、「英捷専案」と名付けられた8泊9日に及ぶ今回の外遊は、中米のホンジュラス共和国、ニカラグア共和国、グアテマラ共和国、エルサルバドル共和国の4か国の国家元首による招きを受けたもので、これらの国々を訪問すると共に、ニカラグア共和国ではオルテガ大統領の大統領就任式に出席する。
 
蔡総統は、今回の外遊の主要な任務について2項目を挙げた。第一の任務は、国交樹立国との関係を強化し、台湾が国際舞台へ羽ばたくための足場を築くこと。蔡総統によると、今回訪問する4か国は、いずれも中華民国と長い間、国交関係を維持している。今回の訪問では、これまで積み重ねてきた互いの友好関係について再確認する。このため、国交樹立国の国家元首との首脳会談を行うが、それにとどまらず、この機会を利用して、その他の国々の国家元首や代表とも交流を深め、中華民国(台湾)が実力と責任感を持った協力パートナーとなりうることを国際社会に示したい考え。
 
第二の任務は、中米の国交樹立国との協力プロジェクトを深化させ、海外で働くすべての台湾の人々を勇気づけること。中米はチャンスに満ち溢れた、発展潜在力を持つ市場であり、今回の外遊では中米の国交樹立国と、互いのニーズに合致した協力プロジェクトをどのように展開していくかを話し合う。中華民国政府の重点は、互いの経済・貿易関係を強化することにある。国交樹立国と手を取り合って利益を生み出す「互恵互助」を目指し、外交の成果を具体的な国家利益につなげたいと考えている。
 

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