2024/05/03

Taiwan Today

外交

蔡総統、グアテマラ大統領と勲章を相互授与

2017/01/12
グアテマラ共和国を訪問中の蔡英文総統(左)は現地時間11日正午(台北時間12日午前2時)、グアテマラの大統領府「国立文化宮殿(The National Palace of Culture)」でモラレス大統領(右)と首脳会談を行い、相互に勲章を授与した。(中央社)
「英捷専案(プロジェクト)」と名付けられた外遊でグアテマラ共和国を訪問した蔡英文総統は、現地時間11日正午(台北時間12日午前2時)に、大統領府「国立文化宮殿(The National Palace of Culture)」にて両国の首脳記者会見を開催した。
 
蔡総統は記者会見の開催に先立ち、台湾から持参した医薬品と学童用通学バッグをグアテマラのジミー・モラレス大統領に贈呈し、医療及び教育分野で両国の協力を促進したいとのメッセージを伝えた。また、蔡総統とモラレス大統領は互いに勲章を授与した。モラレス大統領は蔡総統に対して、国家元首クラスに与えられる「ケツァル勲章」を、蔡総統はモラレス大統領に対して、中華民国最高の栄誉勲章で、国交樹立国の国家元首クラスに与えられる「采玉大勲章」をそれぞれ授与した。
 
蔡総統は、事前に行ったモラレス総統との会談でも言及したと前置きした上で、地に足の着いた「堅実外交」を展開するという中華民国の決意を改めて伝えると共に、海外諸国とさらに多くの対話の機会を通して二国間協力のきっかけを探し出し、「互恵互助」の実質的な関係を築き上げていきたいと述べた。また、中華民国とグアテマラ共和国の国交関係は今年で80年余りになるが、双方の協力関係は非常に緊密だと述べた。
 
蔡総統はさらに、モラレス大統領が提唱する「インフラ」、「医療・衛生」、「教育」の施政の三大柱について言及し、中華民国はグアテマラと具体的内容について協議した上で、両国の二国間協力計画を練ったと述べた。また、現在実施している「CA-9号道路拡張工事」と「医薬品及び医薬材料の寄贈計画」は、いずれも良好な成果を上げていると評価した。
 
蔡総統は、今後は農業技術、インフラ、文化、特に観光方面を重点分野として二国間の交流を深めたいと指摘した上で、グアテマラとの友好的な外交関係を、中華民国政府が掲げる外交政策である「堅実外交、互恵互助」の最良の模範にしたいと期待を寄せた。
 
蔡総統は今回のグアテマラ訪問で、グアテマラの医療機関が必要とする医薬品を寄贈したほか、大統領夫人が力を入れている慈善活動への支援を表明するため、台湾製の児童用通学バッグ1,000個を専用機に載せて運んだ。これとは別に、合計3万個の通学バッグを用意しており、これから速やかにグアテマラへ送り届けることになっている。
 

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