2024/05/05

Taiwan Today

外交

蔡総統、グアテマラ国会で演説

2017/01/13
中米の国交樹立国、グアテマラを訪問中の蔡英文総統は現地時間12日、グアテマラ国会でマリオ ・タラセナ議長を表敬訪問すると共に、同国会で演説を行った。(中央社)
中米の国交樹立国、グアテマラを訪問中の蔡英文総統は現地時間12日、グアテマラ国会でマリオ ・タラセナ議長を表敬訪問すると共に、同国会で演説を行った。
 
蔡総統は演説の中で、中華民国(台湾)がこの数年、海外の業者を通じてグアテマラの「CA-9号公路」拡張工事に協力していると明らかにし、「インフラ建設はその国の経済や産業の発展と社会の繁栄につながると信じていたからだ」と、当初の願いを説明した。
 
蔡総統はまた、台湾はインフラ建設への協力だけでなく、グアテマラの人材育成にも力を尽くしていると説明。現在、グアテマラ出身の留学生51名が、中華民国政府が提供する「台湾奨学金」を受けたり、または外交部(日本の外務省に相当)所管の財団法人国際合作発展基金会(日本の国際協力機構=JICAに相当。略称は国合会)の協力を得たりして台湾で学習していると紹介したうえで、これらの学生は両国の友好関係を深めるため、第一線で活躍する民間大使になるだろうと述べた。
 
蔡総統はさらに、台湾がグアテマラの教育及び医療環境の改善を支援すると同時に、「妊産婦及び新生児のケア」に関する計画の推進も検討していることを明らかにした。
 
蔡総統は、地に足の着いた「堅実外交」の精神で、今後もグアテマラと手を取り合い、引き続き「互恵互助」の計画を打ち出していきたいと述べた。また、中米諸国は製造工程の自動化、農産品加工、グリーンエネルギー産業、物流産業、経済インフラ、アパレル産業、デジタル情報産業などの発展を重視していると理解しており、これらはいずれも現段階、台湾が非常に重視している産業だと説明した。
 
蔡総統は、今年から台湾の企業に働きかけ、投資と調達を目的とした視察団を組織し、グアテマラとの経済・貿易関係を引き続き強化していきたいと考えていることを明らかにした。
 

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