蔡英文総統は13日（現地時間）、中米にある中華民国（台湾）の国交樹立国、エルサルバドル共和国を訪問した。同国の大統領府を訪れた蔡総統は、サンチェス・セレン大統領と会見し、勲章を授与された。セレン大統領は蔡総統との会見後、「首脳会談では両国の友好関係を深めるという、揺るぎない決意について再確認した」と明らかにした。
セレン大統領によると、中華民国とエルサルバドルは2014年から2019年までを期限とする二国間協力計画を制定しており、それに基づいて教育、科学技術、児童支援、生産、社会融合、観光、エネルギー、防災システムの健全化など、様々な分野で一歩進んだ相互交流を行っている。セレン大統領は、両国間の貿易は今後も発展が期待でき、両国が締結した自由貿易協定（ＦＴＡ）を活用して貿易を促進し、両国民の発展と経済成長に寄与していきたいと抱負を語った。
セレン大統領から「ホセ・マティアス・デルガード国家大十字勲章」を授与された蔡総統は、叙勲後のあいさつで、「ホセ・マティアス・デルガードはエルサルバドルの国民的英雄であり、セレン大統領がこのように重要で意義のある勲章を授けてくれたことは、エルサルバドル共和国が台湾、そして中華民国を、親密な友人とみなしていることの象徴であり、大変感動している」と述べた。