2024/05/06

Taiwan Today

外交

台湾を支持、世界医師会のトップ3が陳時中衛生福利部長と対面

2017/05/22
WHO(世界保健機関)の年次総会であるWHAの会場。台湾は今年、招待されなかったが、世界医師会など数多くの団体は台湾が参与することを支持している。(中央社)
中華民国(台湾)は今年、WHO(世界保健機関)の年次総会、WHAから招待されなかったが、世界医師会(WMA)のトップ3であるKetan Desai会長、Aridis Hoven理事長、Otmar Kloiber事務局長は21日(スイス・ジュネーブ時間)、衛生福利部(日本の厚労省に類似)の陳時中部長(大臣)と対面し、台湾を強く支持する立場を示した。
 
陳衛生福利部長は現地時間の20日にジュネーブ入り、翌21日午前に、Desai会長、Hoven理事長、Kloiber事務局長と朝食会の形で会談した。世界医師会は各国の医師団体で構成され、台湾との関係も過去数十年にわたって大変良好。今年、台湾にはWHAからの招待状が届かなかったが、世界医師会はこの間、WHOに対し、台湾への招待状を発送するよう書簡で求めるなど台湾を支持する行動をとった。しかし、強い政治力に阻まれたという。
 
今年台湾のWHO参与は政治的思惑によって阻まれたが、世界の公衆衛生及び人権の問題に政治が介入すべきではないことが、様々な専門団体が台湾を支持している理由。台湾は2009年まで、WHAから招待されなかった。世界医師会はその当時から台湾を支持しており、現在はその時の状態に戻ったことになる。世界医師会は、「こうした結果は建設性が無く、国際医療にも寄与しない」と考えており、来年は台湾が招待状を受け取れるよう望んでいるということ。
 
 

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